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フレデイ タンさん のコメント

本当に恥ずかしいことですが、前原や千石が尖閣騒動に火を付けたとき私は中国はけしからんと思ったんですよ。飲み会で友人の劉君と尖閣帰属をめぐって激論に発展しました。劉君は「ポツダム宣言も読まずに、又、蒋介石とマッカーサー間で交わされたメモの存在も知らずに尖閣が日本に帰属するとよく言えたもんだ」と私を非難したのです。この非難にショックを受けた私はいろいろ勉強しました。勿論、孫崎先生の著作も読みました。その結果得た結論が「尖閣は日本の固有の領土ではない」ということなんです。

ノーベル文学賞を受賞した莫言氏やノーベル賞を逸した村上春樹氏がほぼ同時にほぼ同内容の表明ー「尖閣諸島を南北朝鮮を分けている非武装地帯なものにして生物のサンクチャリーにしたらいい」ーを発しているんです。もしそのようになれば、日本にとって損はないというのが私の偽らざる認識なんです。

今も尚、中国は棚上げに同意しそうな態度を表明しているわけですから、中国の外交は柔軟です。一方、安倍政権は出口なきアベノミックス、過酷事故で日本消滅に向かう原発再稼働に一切の選択肢を放棄した尖閣国有化が加わり、自ら自縄自縛を選択しているのです。政治の劣化どころか、幼児化、いやいや子宮に入り込んでしまっていると私には見えるのですが、日本のbigbrotherである米合衆国がなんとかしてくれるとでも思っているんでしょうか。笑止千万。
No.3
111ヶ月前
このコメントは以下の記事についています
尖閣諸島の問題で、一番わかりやすく、日本のとるべき立場を示しているのは、一九七九年五月三一日付の読売新聞社説であると思っている。タイトルは、「尖閣問題を紛争のタネにするな」であった。 ・尖閣諸島の領有権問題は、一九七二年の国交正常化のときも、昨年夏の日中平和友好条約の調印の際にも問題になったが、いわゆる「触れないでおこう」方式で処理されてきた。  つまり、日中双方とも領土主権を主張し、現実に論争が〝存在〟することを認めながら、 この問題を留保し、将来の解決を待つことで日中政府間の了解がついた。 ・それは共同声明や条約上の文書にはなっていないが、政府対政府のれっきとした〝約束ごと〟であることは間違いない。約束した以上は、これを順守するのが筋道である。 ・尖閣諸島問題に関しては慎重に対処し、決して紛争のタネにしてはならない。 そして、尖閣諸島問題で、日中間に「棚上げ」の合意があ
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。