m.m.さん のコメント
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皆さんは中学生や、高校生の頃、先生方などから、「社会に目を開いた人間になろう。そのためには少なくとも毎日テレビのニュースの時間は見なさい。できるだけ毎日、新聞に目を通しなさい」という助言を受けてきたと思います。
それはあくまでも、日本のメディアがほぼ公正に事実関係を報道しているという前提の下です。
もし、その前提が存在しない時には、逆に大きな害を与えます。
第二次大戦に突入する際には、日本の新聞は軍部を礼賛し、危険な道へ進むのを絶賛し、日本の国論を戦争へと導いていきました。
新聞が、正しいことを伝えなくなったとき、権力の単なる宣伝機関になった時、それは益を与えるよりは害を与えるのです。
そして多分、日本は、今、その段階に入ってきているのです。
この異常さを最初に示したのは福島原発事故でした。
福島原発事故が起こりました。大量の放射線が出ました。その時、大手メディアのとる対
米軍のイラク進攻が決まったら、イラクはおろかヨルダンからも特派員を撤退させました。「イラク進攻を支持すべきではない」と報告したレバノン大使だった天木直人氏は解任されたし、経済制裁を受けていたイラクで支援をしていた高藤菜穂子さんらが人質になると、(命がけで人助けをしていた)彼女が誹謗されました。
当時から「真実の報道」は、国家に反逆する悪いことなのです。
そして米軍に追随して、無辜の市民を殺害することが正義なのです。
さらに遡れば、沖縄返還の密約を報じた西山記者も、有罪判決により刑務所に入れられ、他社からも集中攻撃を受けたのです。第二次大戦直後に、各社が反省を表明したのは、単にGHQに対する儀礼だったのでしょう。
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