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フレデイ タンさん のコメント

私はISを考えるとき誰がISのスポンサーか、誰が背後にいるかを考えるのです。そして、おせっかいですが、その知識に基づいてフランスはどうしたらいいのか考えるのです。

ISのスポンサー、或いは支持者といってもいいが、その筆頭に米国が挙げられます。そして次にトルコ、イスラエル、サウジアラビアの順で半ば公然とISを支援しているのです。米国は空爆を開始して久しいですが、効果はまったくなかった。何のことはない。バグダッドにある米軍事司令部からIS側に事前にどこどこを空爆すると教えているわけですから。トルコはシリアとの国境をISにオープンし海外からの傭兵の出入国を保証をしているのですよ。単に人的な供給に限らずロジステイックをも担っていて更にはISが盗んだ石油をイスラエル経由世界市場に流しているんです。イスラエルはISの負傷者をも治療しているし、イスラエル高官はアサドよりアルカイダがましだと公言して憚りないのです。中東の情勢は明らかにカオスなのです。

オランドがISと戦うと言っているが、もし本気ならアサド主権維持を明確にしてIS/米/トルコ/イスラエル/サウジの秘密の連合体を駆逐しなければ、何の成果もあがりません。ロシアと連合して徹底的に戦うしかないように私は思います。

オランドはオバマと仲良く話し合っている場合ではないのです。

No.1
107ヶ月前
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gy A: 事実関係 (1)フランスのパリで13日夜(日本時間14日早朝)、中心部のコンサートホールや北部のサッカー場などを標的とした同時多発テロが起きた。オランド仏大統領は14日午前に演説し、過激派組織「イスラム国」(IS)によるものだと断定した。AFP通信によると一連のテロで128人が死亡した。  またAFP通信によると、けが人は300人で、うち80人が深刻な状態だという。  ISは14日、「ISフランス」名義で「8人の兄弟が自爆ベルトと銃でフランス首都の標的を正確に攻撃した」とする犯行声明を出した。ISが通常出す犯行声明と同じスタイルを使い、アラビア語、フランス語、英語で書かれている。  オランド大統領は演説で、「我々は戦争に直面している」としたうえで、今回のテロをISによる「フランスや、私たちが世界中で守っている価値に対する戦争行為だ」と強く非難した。  オランド大
孫崎享のつぶやき
元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏。7月に発行された『戦後史の正体』は20万部を超えるベストセラー、ツイッターのフォロワーも13万人を突破。テレビや新聞が報じない問題を、日々つぶやいている孫崎氏。本ブロマガでは、日々発信。週1回別途生放送を発信。月額100円+税。【発行周期】日々。高い頻度で発行します。