フレデイ タンさん のコメント
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A 立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い
主催者:安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会
開始日時: 2015 年 12 月 17 日 ( 木 ) 06 時 10 分
終了日時: 2015 年 12 月 17 日 ( 木 ) 20 時 30 分
会場:早稲田大学大隈記念大講堂
連絡先:安全保障関連法の廃止を求める早稲田大学有志の会
詳細:早稲田から安保法制を撃つ! Democracy Strikes Back
立憲主義・民主主義と平和を考える早稲田大学の集い
第一部 学術編 立憲主義・民主主義の危機を語る~研究者・専門家から学ぶ~
長谷部恭男(早稲田大学)、孫崎亨(元外務省国際情報局長)、竹信三恵子(和光大学)、青井未帆(学習院大学)
第二部 文化・芸術編 ~危機を嬉々として楽しむ~
神田香織(講談師)ほか
第三部 現場編 立憲主義・民主主義の
続き
ただ、ここで明確にしておきたいことは、ヨーロッパで近世に入ってずっとこの方、痛い目に遭わずに歴史を超越して存在し続ける支配層があって、一方、日本にはヨーロッパにある超越する支配層に相当するものが存在してないということです。この伝統は今度も続くでしょう。前にも書きましたが、異常発生したネズミの大群が湖に入水していく状況を開高健は小説「パニック」で見事に描きました。この傾向は今もあるような気がします。富者も貧者も全てが手を取り合って奈落へ旅立つ。しかも、癪に障るのは超越的支配層のシナリオに従う奈落への旅立ちであるということです。これこそ究極の自発的隷従と言うべきではないでしょうか。
今度こそ何とかして奈落の直前でつまり寸止めして引き返したいものです。
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