麻雀プロ団体というのは、ひとつではなく複数ある。
日本プロ麻雀連盟:最も人数が多くスター選手も多い。会長森山茂和、おもな選手に小島、灘、寿人、滝沢、二階堂姉妹、最近では魚谷、高宮など。
最高位戦日本プロ麻雀協会:最も歴史がある。代表新津潔、おもな選手に金子正輝、村上淳、石橋、張、茅森など。
日本プロ麻雀協会:最もフレッシュ。代表五十嵐毅、おもな選手にダブル鈴木(たろう・達也)、渋川など。
このほかに井出洋介や小林剛が所属しているミュー101、RMUどもある。
麻雀は個人同士の戦いであって、決して団体間の争いではないのだがそれにしても…
最強戦の舞台で連盟の勢いが止まらない。
去年12月の最強戦ファイナルから今年4月の女流戦まで全ての戦いで連盟の選手が勝っているのだ。参加人数が多いのも確かだが、それを差し引いてもすごい確率だ。

〈連盟選手の割合〉
2013ファイナルA卓 4人中2人(優勝魚谷)
B卓 4人中2人(優勝猿川)
C卓 4人中1人(優勝森山)
D卓 4人中1人(優勝沢崎)
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桜井章一解説特別予選 8人中4人(優勝寿人)
女流戦 8人中4人(優勝二階堂)

全ての戦いに連盟の選手が勝つ確率はわずか0.4%。1%未満の奇跡を起こしていることになる。こうなるともう運や偶然ではなく「実力が違う」と言って間違いない。
連盟の森山さんは言う「ライバルが強くないと、うち(連盟)も伸びないから困る」

実力が違うというのは単純に麻雀のうまい、下手ではなく精神的なものであろう。
くだけた言い方をすると、上が怖い方が強いのだ。