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いよいよ目前に迫ってきた麻雀最強戦ファイナル。出場する選手の方に、直前の意気込みなどを語っていただいた!
★本番まであと3週間。3年ぶりとなるファイナル進出。最近の心境は?
片山「とりあえず、最強戦ファイナルの前にマカオでの世界大会があるんですよ。それも緊張する大会なので、今は違うルールの麻雀を練習してます。気持ちの調整という意味ではいつもよりバタバタすると思います。帰国後、最強戦まで1週間もありませんが、帰ってきてから主戦場でもある自分のお店のフリー(ミスチョイス)で打ちまくります。調整といってよいかどうかは分かりませんが、しかも赤入りですが、実戦感覚は万全で臨めると思います。赤入りだけに押し引きや仕掛けの部分で少し違うかもしれませんけどね」
片山「とりあえず、最強戦ファイナルの前にマカオでの世界大会があるんですよ。それも緊張する大会なので、今は違うルールの麻雀を練習してます。気持ちの調整という意味ではいつもよりバタバタすると思います。帰国後、最強戦まで1週間もありませんが、帰ってきてから主戦場でもある自分のお店のフリー(ミスチョイス)で打ちまくります。調整といってよいかどうかは分かりませんが、しかも赤入りですが、実戦感覚は万全で臨めると思います。赤入りだけに押し引きや仕掛けの部分で少し違うかもしれませんけどね」
★2012年では決勝戦にも進んだが水沼さんに敗退。敗因は何だったと分析しておられますか?
片山「決勝ではほとんど手が入らなくて何もできなかったので…敗因ですか? 僕は、決勝戦の席に座るまでの自分の日常生活の調整だと思っているんですよ。大事な決勝戦のときは、それまでにどういう風に過ごしてきたかが大事だと思っています。だから、他の3人に比べ、日常的な何かが負けていたんだと思います」
★今回は例年の著名人枠ではなく、歴代最強位からの出場でした。今、あの対局を振り返ってみてどうでしたか?
片山「著名人同士の対局よりは厳しいのは間違いなかったですね。ただ、そのぶん、より集中できていたと思います。厳しいメンツだからこそ、より麻雀に入れていたと思います。キツい相手ほど、自分も引っ張られていい麻雀が打てるという側面が僕にはあるので。だから強いメンツと打つほうが好きですし、麻雀も楽しく打てます」
★今はどのぐらい麻雀を打ってますか?
片山「平均すると週に30Gぐらいですかね」
片山「平均すると週に30Gぐらいですかね」
★最近はどういう部分を意識して麻雀を打っていますか?
片山「自分の成績によってテーマをコロコロ決めているんですよ。ちょっと形式テンパイを多めに取ってみたり、あるいはリーチを多くしてみたり、逆にダマテンを多用してみたり、とかね。色々、その日その日によって、自分の中で戦略とかテーマを決めながら打って、自分の麻雀のバランスを調整しています。で、最近は、僕の麻雀のバランスにしてはやや押しが強すぎるというか『行ってしまえ』みたいな打牌が多いので、『我慢』が今のテーマですね。行きたくなる局面でも我慢して押しを減らして、有利な展開に持ち込む、という麻雀を打っています。もしかしたら最強戦の一発勝負には向いていないかもしれませんけどね」
★最近は対局者だけでなく解説者としての場も多い片山さんですが、自分の麻雀にどういうところがプラスになっていますか?
片山「解説ってやっぱり、プレイヤーの『どうしてこれを切ったのか?』を言えないといけないじゃないですか。でも、実際には分からないことも多くて。で、プロのもう1人の解説者に、それを『あれ? 何でこれ切ったんだろうね?』って聞く立場を取ることが僕は多いんです。で、もう1『それはこう考えていたんじゃないですか』って言われて『ああ、なるほど。そうかも知れないね』って。つまり、自分で麻雀を見ながら、自分で勉強して色んなプレイヤーの心理とか戦略を学べるという非常にお得な感じですね。実際、その知識は自分の麻雀に取り入れてますね。『この戦略はいいなぁ』とか『この作戦は今度使おう』とか。僕は結構いいトコ取りの麻雀なんで。彼らから得た知識は積み重なっていると思います」
片山「僕は昔より自分の麻雀は強くなったと思います。ただ、周りの人たちも昔より凄く強くなっていて、実はその差は前より拡がっているんじゃないか、と思っています。昔は、麻雀の知識とか戦略の深さとかが今ほどなかったような気がするんです。でも、今は皆それぞれ勉強して、気付いて、もの凄く深いところまで考えています。プロというか麻雀の専門家をリスペクトしています。だからトータル的な雀力では僕は、プロ3人と打って勝つという自信はないです。でも、『勝てる』って思っているよりかは、『いや~、3人厳しいな』という心理状態はけっこう自分にとってプラスだと思うんですよ。第1回の最強戦のとき、出場16人のなかで僕がダントツで下手だと思っていました。で、相手3人の強さを認めてリスペクトしながら打っていたら、うっかり優勝しちゃいました。今回も当時の心理状態に近いので、相手をリスペクトして謙虚に打って。そうすれば、わりと、うっかり優勝するチャンスがあるんじゃないかな。これはオカルトシステム№1ですよ。これを駆使して、うっかり勝ちたいです」
片山「解説ってやっぱり、プレイヤーの『どうしてこれを切ったのか?』を言えないといけないじゃないですか。でも、実際には分からないことも多くて。で、プロのもう1人の解説者に、それを『あれ? 何でこれ切ったんだろうね?』って聞く立場を取ることが僕は多いんです。で、もう1『それはこう考えていたんじゃないですか』って言われて『ああ、なるほど。そうかも知れないね』って。つまり、自分で麻雀を見ながら、自分で勉強して色んなプレイヤーの心理とか戦略を学べるという非常にお得な感じですね。実際、その知識は自分の麻雀に取り入れてますね。『この戦略はいいなぁ』とか『この作戦は今度使おう』とか。僕は結構いいトコ取りの麻雀なんで。彼らから得た知識は積み重なっていると思います」
★相手「近藤誠一・魚谷侑末・江崎文郎」 についてはどういう印象を持っておられますか?
片山「江崎さんは、おそらくお会いしたことがないので何とも言えませんね」
片山「魚谷さんについてですが、『女流プロの中で誰が一番強いか?』という話題が出たとき、僕はいつも魚谷さんがダントツで一番強いって言っているほど、彼女の強さを認めています。そのぐらい麻雀で尊敬できるプロなので。女流プロの多くは、メンゼンであまり動かないというタイプが多いと思うのですが、魚谷さんはそこにとらわれず時には動きを入れてきますね。オールラウンドな打ち手なんですよ。仕掛けからヤミテン、オリ、形式テンパイの取り方など何でもできる。しかも、彼女はもの凄く努力していますし。もちろん他の女流プロの方も努力はしていますが、魚谷さんの勝ちたいという気持ちと努力のエネルギー量は他と全然違うと思います。だから、ここしばらくは彼女はずっと強いんじゃないかな」
片山「近藤さんは昔のイメージは、守備型でおとなしいノーマルタイプだと思っていました。が、何年か前にニコ生で近藤さんの対局を見て、『あ、この人全然ノーマルじゃないな』と認識を変えました。オーソドックスなバランスの中心からちょっと外れた、1、2本外れたところで押し退きとか仕掛けを入れてくるんですよ。だから、相手も『おや?』ってなるようなギクシャクとした対応になる局面が増えました。ちょっと不思議な麻雀を打ちだしたんですよね、数年前から。近藤誠一が凄く強い、ってみんなが思うようになったのはそこからだと思うんですよ。もちろん、基本バランスは全部しっかりしているわけじゃないですか。でも、そのバランス通りじゃなくて、ちょっとそこからズレた押し退きをする。それが今はハマっていて、強くなっていて。本人も麻雀に対して自信があって『負ける気がしない』って言っている感覚なので。かなり厄介な相手で、近藤さんが一番怖い相手だと思います」片山「魚谷さんについてですが、『女流プロの中で誰が一番強いか?』という話題が出たとき、僕はいつも魚谷さんがダントツで一番強いって言っているほど、彼女の強さを認めています。そのぐらい麻雀で尊敬できるプロなので。女流プロの多くは、メンゼンであまり動かないというタイプが多いと思うのですが、魚谷さんはそこにとらわれず時には動きを入れてきますね。オールラウンドな打ち手なんですよ。仕掛けからヤミテン、オリ、形式テンパイの取り方など何でもできる。しかも、彼女はもの凄く努力していますし。もちろん他の女流プロの方も努力はしていますが、魚谷さんの勝ちたいという気持ちと努力のエネルギー量は他と全然違うと思います。だから、ここしばらくは彼女はずっと強いんじゃないかな」
片山「僕は昔より自分の麻雀は強くなったと思います。ただ、周りの人たちも昔より凄く強くなっていて、実はその差は前より拡がっているんじゃないか、と思っています。昔は、麻雀の知識とか戦略の深さとかが今ほどなかったような気がするんです。でも、今は皆それぞれ勉強して、気付いて、もの凄く深いところまで考えています。プロというか麻雀の専門家をリスペクトしています。だからトータル的な雀力では僕は、プロ3人と打って勝つという自信はないです。でも、『勝てる』って思っているよりかは、『いや~、3人厳しいな』という心理状態はけっこう自分にとってプラスだと思うんですよ。第1回の最強戦のとき、出場16人のなかで僕がダントツで下手だと思っていました。で、相手3人の強さを認めてリスペクトしながら打っていたら、うっかり優勝しちゃいました。今回も当時の心理状態に近いので、相手をリスペクトして謙虚に打って。そうすれば、わりと、うっかり優勝するチャンスがあるんじゃないかな。これはオカルトシステム№1ですよ。これを駆使して、うっかり勝ちたいです」
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