今回は、時間の流れとは違ってしまいますが、「ゲームは1日一時間」がどうして生まれることになったのかを書いてみたいと思います。


この言葉が生まれたのは1985年の「第1回全国キャラバンファミコン大会」を開催している時の事です。

きっかけとなった日付は、1985年7月26日

場所は、福岡県のダイエー香椎店での事でした。


初日21日のダイエー鹿児島での大会は、ほぼ参加者のみという集客だったのです。

それが2日目3日目と徐々に増えてきまして、25日のダイエー福岡天神店と言った都市部での開催になると共に、ゲーム大会参加者だけではなく、大会見学者の人数も増えてきていました。


それが、会場の大きさもあって、参加者よりも見学者が多くなったのが26日の香椎店での大会でした。


ステージに上がった時、目の前には体育座りをしている参加者と、その周りを取り囲むように連なっている家族のみなさんが多かったのです。


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(この写真は、ダイエー香椎店のものではありませんが、同じ様な雰囲気なので使用しています。)


この時、「何か言わなければいけない」という、いわば脅迫されているような圧迫感を覚えた私は、思わず言ったのが


「ゲームが上手くなりたいなら、1時間くらいを集中してやった方がいいよ。あまりダラダラと遊んでいても、悪い記憶しか残らないから、上手いプレイには決して繋がらないからね」

「後は、身体を鍛えるためにも、外で遊びなさい」


という風な事を言ったのです。