あなたは、どんな性格になりたいですか?
今回は自尊心を高める方法についての質問をもとに、人が最も幸せになれる性格について解説していきます。
Q.自尊心を高めるために一番いい方法は何でしょうか?
いろいろな方法がありますが、運動するのが一番いい方法です。
自尊心と言われた時に、自分のプライドのようにイメージする人が多いですが、自尊心は「自分が今のままの自分でいい」と受け入れる力のことです。
今の自分自身を認められる力が自尊心です。
ということは、今の自分の肉体やメンタルを好きになれる状態にしていくことが重要になります。
自分の性格を好きになろうと思っても、客観的な指標がわかりにくいのもあり難しいですが、自分の体を鍛えるというのはわかりやすく取り組みやすいことだと思います。
運動したり筋トレすることで間違いなく自分の体は変わっていきます。
少しずつでも変化を感じることができるので、徐々にでも、自分を認められるようになるはずです。
自尊心にまつわる研究でも、体を鍛えるのが一番手っ取り早いということが示されています。
体を鍛えてください。
以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。
身につけたら人生が変わる最高の性格とは?
自分の性格について悩むこともあると思います。
みんなが好む性格と自分が幸せになる性格は別です。
みんなに好まれる性格ではなく、自分が最も幸せになって、その上でできるだけみんなに好かれる最強の性格について解説させてもらいます。
親は子供に対して、外向性が高く協調性があってみんなと合わせられる性格を求めます。
これはただ単に大人がコントロールしやすい性格だからです。
友達みんなと仲良くできて、大人に対しての愛想がいいのでとてもいい子だと言われます。
ですが、そんな性格が大人になった時に人生を切り開く上で有利に働くのかというと、おそらく難しいと思います。
今回は周りから求められる性格についての洗脳を抜け出して、自分の人生を生き抜くための性格を身につける方法について解説させてもらいます。
2017年にハーバード大学が行なった研究によると、人はオンラインのレクチャーを受けるだけでもある程度は性格が変わるということがわかっています。
人間の性格というものは固定されていなくて、どのようにすれば変わるのかということを科学的にオンラインで教えてもらったグループと、そうでないグループを比較したところ、オンラインのレクチャーを受けたグループは、長期的な追跡調査を行ったところ、 性格は大幅に変わり、自分が望ましいと思う行動を取れるようになったり、自分のやりたいことができるようになっていたということです。
具体的に性格を変える方法としては、やはり、瞑想と運動、マインドセットと習慣です。
それらは個別に解説していますので、今回はどんな方向に自分の性格を変えていけば、人生がより良くなっていくのかということについてです。
健康的なパーソナリティとは?
みんなからいい性格だと思われて、かつ、人生で成功する人間の性格はあるのかということを調べた研究があります。
人生を進んでいく上で極力問題を抱えづらく、人間関係でも仕事でも成功しやすくなる、幸せに生きていくことができる健全な性格について調べています。
137人の人間の性格を研究している 心理学者を集めて、健全なパーソナリティの定義を調べています。
ビッグファイブをそれぞれおよそ30種類の下位要素に分解しています。
その結果、人生で成功するパーソナリティは、ほとんどの研究者の見解として一致していたということです。
そこで重要になる要素として5つのポイントがありました。
1. 誠実性が高い
誠実性に関しては、分解されたすべての要素について高ければ高いほど良いとされています。
やはり、誠実性に関しては鍛えておいた方がいいようです。
誠実性を鍛えるためにはコツコツと何かを続けることを習慣にするということもいいですが、おすすめとしては運動か瞑想を習慣化することです。
2. 神経症的傾向が低い
神経症的傾向に関しても、全ての要素において低ければ低いほど良いとされています。
神経症的傾向が高くてメンタルが弱くても、その特性を活かすことができる職業もありますが、それも限られているので、一般的には神経症的傾向は極力改善しておいた方がいいです。
神経症的傾向の改善については、やはりマインドフルネスが役に立ちますので、こちらの本をおすすめしておきます。
瞑想で自分の注意力をコントロールする力を身につけることができますので、誠実性を鍛えるためにも役に立ちます。
ここまではすべての要素について鍛えた方がいい性格特性です。
3. 開放性は感情の受容が重要
好奇心が高い人は、自分の感情がネガティブな方向に進んだり、新しいことをして不安や恐怖を感じたとしても、それを受け入れることができます。
好奇心によって自分の感情を受け入れることができます。
ですから、好奇心を鍛えることは重要ですが、注目するべきは「好奇心を発揮した時の自分の感情」です。
好奇心を感じて新しいことをした時に、自分の感情の変化をどのように受け入れていくことができるのかが重要になります。
これに関しては心理療法のACTで自分の感情を受け入れる力を鍛えていくのがいいのではないかと思います。
相手は変えられない ならば自分が変わればいい: マインドフルネスと心理療法ACTでひらく人間関係 (単行本)
4. 外向性はポジティブ感情が重要
外向性の高さとしては、やたらとたくさんの人と社交の場で付き合う必要があるということではなく、外向性の要素の中のポジティブ感情を高めることが重要になります。
もちろん新しい人間関係も重要ですが、できるだけポジティブな感情を強く感じられるようなトレーニングをしておけば、外向性が低くてもコミュニケーションがとれるレベルであれば問題はありません。
誰にでも、それをしている間は夢中になれてポジティブな気分になれる、その行動があるはずです。
このような自然とポジティブな感情を感じられる行動は、普段の中にもいくつかあるはずです。
このような行動を増やしていくことによって、僕たちのポジティブ感情が高まります。
最近のポジティブ心理学の考え方としては、いわゆるポジティブ思考ではなく、ポジティブな体験を増やして持続的に人間がポジティブでいることが求められています。
何かあった時に一瞬ポジティブになるだけではなく、ポジティブな体験を増やして、そのポジティブな気分を持続的なものにすることにより、一生涯幸せな状況ができるだけ多くなるようにするというのがポジティブ心理学です。
そんな持続的な幸福について学ぶのであればこの本がいいと思います。
自分がポジティブな気分になれる行動を少なくとも1日1つスケジュールしておくようにしてください。
できれば午前と午後に1つずつ、どんな行動でも構いません。
自分がポジティブな気分になろうとするのではなく、その行動をすれば、間違いなく勝手に自分がポジティブな気分になるであろう行動を予定に入れるようにしてください。
それだけでもかなり感情がポジティブになり、本来やるべき事に集中する事も出来るようになります。
5. 協調性は率直さが重要
協調性が低い方が収入は高くなるという研究がありますが、そんな中でも、個別の要素としては率直さが高いことが重要になるようです。
これは自分にも他人にも嘘をつかないということです。
いかに自分に嘘をつくことなく生きていくことができるか、いかに自分に嘘をつかないで生きていくことができる環境を作ることができるか、これらがとても重要になります。
嘘をつかず正直に自分を出しても、助けてくれる人がいて認めてくれる人がいるのであれば、たとえ目の前の人に嫌われたとしても気にする必要もなくなります。
良い人間関係があれば下手に相手に合わせることもなくなります。
ですから、この率直さを鍛えるのであれば、良い人間関係に注目することが大切ですし、言いたいことが言える自分になるためにアサーションのトレーニングをしておくことも欠かせません。
アサーションについて学ぶのであればこちらの本が役に立ちます。
アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)
嘘をつかず率直であることが重要ですが、正直者は自己犠牲とセットになった時に他人の食い物にされてしまいます。
ですから、正直に生きることは素晴らしいことですが、自己犠牲はやめてください。自分を犠牲にすることなく正直に生きることが大切になります。
ここから先は幸福度をブーストさせる性格、成功する性格について解説していきます。
ぜひ続きもチェックしてみてください。