あなたは、来年どんなことを始めてみたいですか?

 

今回は、目標を立てても時間ばかりが無駄に過ぎてしまうという方の相談をもとに、来年こそ人生を変えるための、何から手をつけていいのかわからない状態をなくすノート術について解説させてもらいます。

 

Q. 毎回目標を立てても、失敗したり悩んだりばかりで、なんとなく時間ばかりが過ぎてしまいます。アドバイスをお願いします。

 

子供の頃にはどんなことにもすぐに手をつけることができたのに、大人になるとそれができなくなる人が多いです。

買った本も子供の頃には家に帰るまで待てずに、帰りの電車の中で読んだりしていたのに、大人になると家に帰ってゆっくり読もうと考え、とりあえず机の上に置いていたらいつのまにか積読になったりします。

 

これはスモールゴールを設定していないからです。

僕は本を読む時にも常にスモールゴールにしていくことを意識しています。

 

例えば、本を読む時にも、まず1章を読んだら、その内容を頭の中で放送で説明するとしたらどのようにまとめるかということを考えます。

それから次の章に進んでいきます。

 

各章ごとに頭の中でまとめると、人に教えるような感覚によって記憶に残りやすくなるだけでなく、その都度やりきった感覚を得ることができます。

 

人間の人生は長いマラソンです。

その長い人生の中で、皆さんがいろんな試練や困難とぶつかって才能を見つけていこうと思ったら、長いマラソンを走り続けないといけないわけですから、モチベーションを保ち続けなければなりません。

 

ですが、人間はハードルをどんどん上げていきます。

 

毎日贅沢ばかりしていると、些細な日常を楽しめなくなります。

毎日高級なワインばかりを飲んでいると、手頃な安いワインに価値を感じなくなってしまいます。

ですが、安いワインにも美味しいワインもあります。

それは誰でもわかることだと思いますが、目標に対しては、なぜかこれと同じことを多くの人がしてしまいます。

目標や自分の才能に向き合うことに関しては、人はなぜかエスカレートしていきます。

 

読書の場合であれば、本1冊を読み切ることができるようになったら、1章を読み通すことができた喜びや達成感をおざなりにしてしまい、量ばかりを求めるようになってしまいます。

量を求めれば感動が減るので、当然モチベーションは下がり結果的に損します。

たくさん読んでいるのに頭に残らないし実践できないので、どんどん本を読むモチベーションが下がっていきます。

 

ですから、スモールゴールを達成する喜びを、毎日できるだけたくさん感じられるようにするにはどうすればいいのか考える必要があります。

1日のスケジュールを立てる上でも、このスモールゴールの達成感を定期的に感じられるようにすることが大切です。

立ち止まって自分が成し遂げたことの喜びに浸るぐらいの時間は取るようにしてください。

 

仕事でも同じです。

仕事ではすぐにリターンがあることはそんなにありません。

ですから、どうすればスモールゴールを細かく設定して、自分が前に進んでいる感覚を保ち続けることができるのか工夫する必要があります。

工夫しなければ達成感を感じることはありません。

 

それができなければ、自分の才能に気づく前にモチベーションが失われてしまいます。

 

以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。



皆さんは 、今年やりたかったことがどれだけ実現できたでしょうか?

 

年始に目標を決めたけれど、結局何もできなかったとか、思うように進まなかったという人も多いと思います。

 

1月から目標を立てて頑張ろうと思ったけれど、どこから手をつければいいかわからないので悶々と何もしないまま1月が終わってしまうという人が結構います。

お正月ぐらいはのんびりしようと思いながら、なんだかんだと気がついたら1月が終わってしまっていたというパターンが少なくないと思います。

 

やるべき事もわかっているのに、なぜかダラダラといつまでたっても手をつけることができないという問題もよくあります。

特に、これからの時代では、「手をつける力」が重要です。

 

特に現代人は、マルチタスクになり同時に色々なことに注意を向けていることによって、ひとつの物事に集中して取り組む事ができなくなってきています。

本当は、たったひとつのことを集中して徹底的に行うだけで成果は出るのに、「あれもしないと、これもしないと」と迷ってしまい結果的に手をつけることもできなくなってしまいます。

 

例えば、転職をしようとか副業に挑戦しようと考えても、それこそどこから手をつけていいのかわからないというような思考停止状態になってしまう人が多いです。

ですから、見切り発車でもいいのでとりあえず行動できる力を身につけておく必要があります。

 

認知行動療法では、人のモチベーションを高めたり、自分が前に進んでいる感覚を意識することが重要だと言われます。

多くの人が、年始などに大きすぎる目標を立てすぎてしまい、結果的に挫折してしまいます。

ですから、スモールゴールを確実に達成しながら成功体験を積み上げていくべきだとよく言われます。

 

とはいえ、このスモールゴールを意識してもうまくいかない人も結構います。

スモールゴールが、意味のないスモールゴールになっていることが少なくありません。

これによって、結果や成果に対して効果が低いことばかりに時間を使ってしまい、大事なことに手を付けることができないまま時間だけが過ぎていきます。

 

これは、毎日の仕事や勉強の時間の使い方だけであればまだマシです。

これを人生という長いスパンで考えた時にしてしまうと、それはかなり取り返しのつかないことになります。

人生で大きなことを成し遂げたいと思っても、手近で簡単にできてやった気分にはなれるけれど効果があまりないスモールゴールばかりに目を向けてしまうと、人生が無駄になってしまいます。

 

あなたのクイック・ウィンは?

今年やり残したことや、来年こそ気をつけたいことなど、皆さんも色々とあると思います。

手をつけると人生に対して最も大きなインパクトがあり、さらにモチベーションも上がっていくホットスポットのようなものがあり、それをクイック・ウィンと言います。

クイック・ウィンは、長期的な目標の達成に向かって進みつつも、短期・中期でも成果を上げていく方法です。

 

この方法を今から身につけていただき、新年の良いスタートダッシュをしていただきたいと思います。

前に進んでいる感覚を感じながら、一年中モチベーション高く進んでください。

 

行動プライオリティベクトル

人はメンタルが落ち込むほど、多くのタスクから何を優先して遂行するべきかがわからなくなります。

目標を立てる時に、いろいろ紙に書き出してみたけれど、どれから手をつけたらいいかがわからず、結局大したこともしないまま1年が終わってしまうことが多いと思います。

 

明確さは力になりますが、迷いは行動力を落とします。

行動している際も、迷いがあると他のことをやるべきなのではないかと目の前のことに集中できません。

 

まずは紙とペンを出してもらい、次のような表を作ってみてください。

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①やりたいこと

もっと細かく書いてもいいですが、ざっくりとやりたいことを一通り書いてみてください。

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②インパクト(人生に対する影響度)

それによって人生がどれくらい変わるのか、影響度をそれぞれ考えていきます。

10点満点で採点してもいいですし、人生が現状の自分からどれくらい変わるのかをパーセントで考えても構いません。

 

③エフォート(必要とされる努力量)

必要な努力量も記入していきます。

全力で取り組まなければ絶対に無理だということは満点です。

これはあくまで自分の主観で、自分にとっての難しさや難易度です。

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ここまででも、ある程度何から手をつければいいのかは感じ取れると思いますが、さらにこのやりたいことを具体的な行動になるまで分析していきます。

そんな方法について解説していきますので、ぜひ続きもチェックしてみてください。