あなたは、自分をどのように評価されたいですか?


今回は、本当にやりたいことに向けて独立してもいいだろうかという相談をもとに、皆さん自身をブランディングするための方法について解説していきます。


「Q. 親の意見に従い就職しました。本当にやりたい作家活動を行うだけの時間や気持ちの余裕を作るのはまだ難しいですが、節約すれば10年程生活できる貯金は貯まりました。コネもなく独立するのは無謀だと思いますか?」


素晴らしいと思います。僕もコネもお金もないところから始めてここまで来ました。

どちらかと言うと、今はコネよりもフォロワーが大切です。

コネがないと成功しないということはありませんし、能力が高ければ十分可能性はあると思います。


おすすめとしては副業から始めた方がいいと思います。

特に創造力やオリジナリティが必要な方は、『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代』を絶対に読んでください。

これは、他人と違うことをして成功したいという人が絶対に読むべき本だと思います。

世の中を変えるようなことを成し遂げて成功した人たちが、どのようなことをしたのかといったことを紹介してくれています。

この中でも、副業として始めた方が倒産リスクが33%も低くなると言われています。

ですから、まずはご自分の活動として曲をネット上に公開してみて、評価を得てフォロワーもある程度獲得して、もう大丈夫だというところで独立するとした方がいいと思います。

特に、創造性が必要になる職業の場合には、いきなり独立すると生活のことも考えないといけない状況になり、それによりアイデアが出なくなってしまうということもあります。

自分の才能を守るためにも、まずは副業から始めるようにしてみてください。


以上がDaiGo師匠からのアドバイスでした。


自分をプレゼンしたり自分をブランディングすることが上手な人は評価は高くなります。

ただ単に仕事ができる人が評価が高くなるわけではありません。


起業して自力で戦うのであれば、実力勝負の世界だから他人の評価なんて関係ないと考える人もいると思います。

残念ながら、他人と関わる必要がある状況では、どうしても自分の評価を高める方法を知っているということは重要になります。

これを知っていないと、いくら頑張ってもいつまでも評価されないということが起きてしまい、それはとってももったいないことです。


自分の評価を上げるために

自分の評価を上げるためのおすすめの本をいくつか紹介しておきます。

こちらは自分の評価を高めたり組織の中で勝つ方法を教えてくれる本です。

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悪いヤツほど出世する

自分に対する自信が低い人は、他人に期待されていないとか評価されていないとなると、ますます自分はダメな人間だと思い込んでしまいます。

そうならないためには、こちらの本を使って自分をある程度認めることができるようになってください。

ワークブック形式で自分を受け入れることができるようになる本です。

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マインドフル・セルフ・コンパッション ワークブック

自分の力で人生を変えることができるという感覚も重要です。

そんな感覚を作ってくれる何度でも読み返したい素晴らしい本です。

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マインドセット「やればできる! 」の研究




ブランディングは勘違い?


ブランディングという言葉をよく聞きますが、皆さんも自分のブランドというものはすでに持っています。

必要なのは、自分が既に持っているブランドを見つけて、それをどのように見せていくか? を考えていくことです。

ブランディングのために自分の強みをでっち上げたり、わざわざ新しく作り上げることはおすすめしません。

本来の自分と乖離してしまうと、もしそれで周知されたとしても、自分のメンタルはかなり辛い状況になります。


ですから、まずは自分が持っているものに注目してください。

ブランディングとは、自分が既に持っているものをどのように見せていくかです。

特別な何かが必要なわけではなく、自分の強みや自分しか持っていないユニークな部分を見つけて 、それをどう活かすかです。


自分が既に持っている強みをどう活かしていくかですから、例えば、その一環として本を出したりYouTube をするのであれば構いませんが、著者になりたいとかYouTuberになりたいから無理やりブランディングしようとするのはうまくいきません。

自分の一番の強みは何なのか?

最もユニークで伸ばして行きたいところはどこなのか?

これを見極めて、それをどう見せていくのかです。


人には誰にも他の人にはないところやユニークなところがあります。

言い方は悪いですが 、「おかしなところ」が必ずありますので、それを上手に伸ばしていくことができれば、ブランディングも自然とできるということです。




自分のブランドを保つためには?


自分のブランドを保つためには社会との決別が必要です。

全ての人の意見を取り入れていたらどこにでもいる「普通の人」になってしまいます。

皆さんの強みや才能を守る唯一の方法は、他人の意見を無視することです。


本来は、「普通の人」も「正しい人」もどこにも存在しません。

普通の人というのは、全てが平均的な人間ということですから、この世に存在するはずがありませんし、正しさとしては 、それが人を殺してはいけないというぐらいのレベルであれば正しさが既定されているようには感じますが、戦争中であれば敵を殺したら英雄だったわけです。

正しさというものははっきり言って誰かが決めたものです。

誰かに決められた正しさというものに押さえつけられて生きるというのは、あまりにもつまらなさすぎます。

批判や正しさを求められたとしても、それは他人が決めたものであり、その支持者やみんなと同じ考え方をしている人が数量としては多いので、彼らは数の暴力で皆さんに彼らが信じている正しさを強要しているに過ぎません。


特に今の世の中は、他人からの評価や評判を気にせざるを得なくなっています。

例えば、お金のことを気にせず生きるのはなかなか難しいと思います。

よほどお金に余裕がある大富豪や、欲望を解き放った聖人でもない限り、普通はある程度お金に執着があるでしょうし、執着がなかったとしてもお金がなければ生きていくことができません。


人類の歴史から考えても、最も他人の目を気にせざるを得なくなっている社会になっています。

昔はお金があれば自由に生きていくこともできました。

特に若い人たちはすでに気づいているでしょうが、フォロワーが多くて自分の意見に賛同してくれる集団が多いことが力になっています。


ブランディングとは、皆さんの「おかしなところ」の見せ方を考えていくことです。

おかしなところがなければ、多くの人がそれを知りたいと思うはずはありません。

世の中には普通のものが溢れています。

普通のものに飽きた人たちが熱狂する特異な存在になりたいのであれば、皆さんのトゲトゲしい才能を守ってください。


もちろん、他人の意見やアドバイスを聞くことは大切です。

参考にするのは構いませんが、それに流されて自分の方向性を決めるのではなく、孤独を貫くことが他にないブランディングにつながります。


他人の顔色を気にすれば他人にコントロールされる人生になってしまいます。

親の目を気にして生きるのも息苦しい人生です。

上司の目を気にして仕事をするのも息苦しいです。

人間にとって他人の目を気にすることはとても苦しいことです。


親や友達など関係性がある人であればまだ理解できる部分もあります。

ところが、フォロワーの顔色を伺ってしまうと、声のでかいアンチや一部のサイコパス等の方が目立ってしまいます。


しかも、ある程度成功したり有名になっても、フォロワーの数が力になるということを理解してしまうと、大多数の平凡な人の意見を参考にするようになってしまいます。

そうなると、自分の内面に向き合ってとても面白いことや魅力的なことをしていた人が、大多数の意見に流され平凡なことしかできなくなってしまいます。


人間の本能として人とつながる欲求があるので、他人の顔色を伺うようになったら、そこから自分を切り離す術を学んでおかないと知らず知らずのうちに流されてしまいます。

ですから、他人の意見を無視すればいいということではなく、時には無視できるようになっておかないと危険だということです。


ジョージ・バーナード・ショーの名言です。

「合理的な者は社会に自分を合わせる。 非合理的な者は社会を自分に合わせようとする。 だから、社会を変えることができる。」


ありそうでなかったけれど、後に当たり前になるものを探してみてください。

今はマイナーでニッチな存在であっても、いつかそれが当たり前になるかもしれません。


例えばスーパーマーケットのショッピングカートは、1937年にアメリカで発明されました。

それまでは買い物をする際に、店内をカゴを持ち歩いて買い物していました。

当然たくさん買い物すればカゴは重たくなり、お客さんはそれ以上買うことをためらいます。

その状況に対して、最初はスタッフがカゴをレジまで持っていくサービスを始めましたが、それも手間が掛かったり人件費もかかるので長続きしませんでした。

そこで発明されたのがショッピングカートです。

ショッピングカートも今では世界どこのお店に行ってもあります。


皆さん自身が今持っているものも、皆さんの概念も当たり前のことではありません

今はとてもニッチな考え方だったとしても、それが社会にとって有益だと自分を信じて、社会に合わせて自分の考え方を変えるのではなく、社会を自分に合わせるような勇気を持ってください。


もちろん、ユーザーや大衆に合わせて心に刺さる表現やコピーを考えることも重要ですが、アイデアや概念を社会に合わせる必要はありません。


神を信じるか、エゴを強くする

NBA のスター選手について調べた研究を見てみると、スター選手は信仰心がとても強いか、エゴが強いかのどちらかだったということが確認されています。

つまり、神様を信じているか、自分を強く信じているかのどちらかです。


少し頭がおかしいのではないかと思われるぐらいがちょうどいいです。

自分を強く信じることが心理効果としてパフォーマンスを高めてくれて、皆さんの強みや才能はよりトゲトゲして輝いていきます。


無いものを求めるよりも、既にあるものをどう使うかということを考えてみてください。

無いもので取り繕ってブランディングをしたところで、中身のない違法建築のような存在になってしまいます。

自分の持っているものの中で最も輝かせていくことができるものは何なのか考えてください。

自分の中に必ずあるはずですので、自分を信じて見つけたら活かす方法を考えていきましょう。


大衆は常に間違っている!あなただけのブルーオーシャンを!

「大衆は常に間違っています。」

特にあなたが成功したいと思っている場合は、これは忘れないでほしいことです。


成功したいと思っている人はたくさんいますが、当然そう思っている人は成功していない人です。

この成功していない人が成功しようと思った場合に、してしまいがちなことがあります。

周りのみんなは何をしているのだろうかということを気にしたり、成功している人は何をしているのだろうかということを考え、周りを見て自分のやるべきことを決めてしまいます。


成功したいと思っている人ほど、なぜか周りの人を気にしてしまいます。

成功したいという感情と失敗したくないという感情はまったく別の感情です。

失敗したくないと思えば挑戦することができないので成功することができません。

一方で、成功しようと思えば、失敗しても取り戻すことができるとか、何度でも挑戦できるという感覚が必要です。

例えば、いきなり自分の全財産を使って起業すれば、そこで失敗すればやり直すことはできない状況になってしまいますが、上手にマネタイズを図ったり最小限のお金とリソースで起業すれば、失敗したとしても何回でも挑戦し直すことはできます。

失敗しても立ち直ることができます。


挑戦をすることによってみんなとは違うことができるようにすることが重要です。

失敗を許容するというのは、失敗したことを開き直るということではなく、仮に失敗したとしても再チャレンジできるような状態を確保してから挑戦をするというのが、何度でも挑戦し続けることができる人の特徴です。


多くの人は成功したいとかみんなと違うことをしたいと思っているのに、なぜかみんなと同じことをしたいと思ってしまいます。

みんなとは違う成果を得たいのであれば、当たり前ですがみんなと同じことをしていては無理です。

それでも、みんなと違うことをするのは怖くて、みんなと同じことをして安心したいと考えます。

それなのに、みんなよりたくさんの成果を得て成功したいと願うわけです。

これはどう考えても一番難しいことです。


みんなと同じことをして成功したいと思えば、みんなよりも高い能力を発揮して成果を出さなくてはいけません。

自分がいくら能力が高くて100の能力があったとしても、80の能力を持った人が世の中にはたくさんいるとします。

そうなれば、100の能力の人を高額で雇うよりも、80の能力の人を複数人安く雇った方が効率がいいということもあり得ます。

そんな中で、みんなよりも抜きん出て自分だけの唯一のポジションを築くというのはほぼ不可能になってしまいます。


仕事をする時でもビジネスに挑戦する時でも同じですが、自分が何がしたいのだろうかと考えた時に、多くの人は他の人がやっていることで自分のやりたいことを探してしまいます。

そこから始めても構いませんが、最終的にはブルーオーシャンを目指すべきです。

自分以外はそれをしていない、あるいは、できないかハードルが高い領域に入ることができればブルーオーシャンになり安心して自分のペースでビジネスを展開していくことができます。


誰かの模倣や誰かのマネから始めても構いませんが自分だけのブルーオーシャンを見つけるというのが、戦略としてはいちばん必要なポイントになってきます。


とはいえ、完全なブルーオーシャンを見つけるのはかなり難しいことです。

ですから、限定的でもいいので自分にとってのブルーオーシャンを見つけることを考えてください。


例えば、「メンタリスト」も成功事例として国外にありました。

メンタリストはイギリス発祥のものですし、世界に目を向けると歴史の中で3回ほどブームが来ていました。

歴史の中で3回もブームが来ているということは、時代背景に寄らない何かの要素がそこにあるということです。

しかも、様々な国でブームが来ているということは、国民性にもよらない普遍的な何かがあると考えることもできます。

成功事例もたくさん海外にはあるわけですから、それは日本人のものの見方や考え方に合わせて翻訳すれば、上手くブランディングすることができるのではないかと考えたわけです。


海外の成功事例を見つけて、それを国内に持ってきて勝負しようとする人は多いですが、特定の地域や特定の文化圏だけで流行っているものを国内に持ってきても、人間の普遍的な欲求を刺激するのはなかなか難しかったりします。

海外に目を向けることは悪いことではありませんが、この辺りは参考にしていただけたらと思います。


ここから先は、今までにないビジネスで成功するための方法から、DaiGo師匠のパフォーマーとして世の中に出たこれからの戦略を事例として、自分や自分のビジネスをブランディングするための方法について解説していきます。

自分だけの方向性や戦略を見つける方法についても解説していきますので、ぜひ続きもチェックしてみてください。