マツザカ君はマツザカ牛を食べる時だけ「んまい」と言う。何故か、訊いてみた。
非マツザカ「ねえマツザカ君」
マツザカ「なんだい? 出っ歯」
非マツザカ「えっいきなりなんだよ」
マツザカ「ごめん」
非マツザカ「マツザカ君さ、マツザカ牛食べる時」
マツザカ「出っ歯…」
非マツザカ「おい!」
マツザカ「ごめんごめん! もう言わない」
非マツザカ「マツザカ牛食べる時だけ『んまい』って言うでしょ」
マツザカ「うん」
非マツザカ「あれってなんでマツザカ牛のときだけ」
マツザカ「出っ」
非マツザカ「……」
マツザカ「……」
非マツザカ「……あれってなんでマツザカ牛のときだけ」
マツザカ「歯」
非マツザカ「ちょい!」
マツザカ「すまん」
非マツザカ「いい加減にしてくれよ!」
マツザカ「許してくれ」
非マツザカ「もう出っ歯出っ歯うるさいよ冒頭から!」
マツザカ「頼む許してくれ」
非マツザカ「いい、もういい」
マツザカ「お願いだ、このとおり!」
非マツザカ「なんで気をつけの姿勢なんだよ!」
マツザカ「バレた」
非マツザカ「バレたじゃないだろ」
マツザカ「バたレ」
非マツザカ「意味わからないよ!」
マツザカ「落ち着いて」
非マツザカ「もう最低だよマツダカ君、人の話ちゃんと聞かないでさぁ!」
マツザカ「なんかパリダカみたい」
非マツザカ「ちょっと噛んだだけだろ!!」
マツザカ「ちょっ…大きい声出さないで! 赤ちゃんやっと寝付いたんだから…」
非マツザカ「あっ…ごめん…。って赤ちゃんなんていないだろ…!(小声)」
マツザカ「なんで小声になるの」
非マツザカ「えっだってほんとにいたら嫌だし…。えっいるの?」
マツザカ「どっちだと思う…?」
非マツザカ「えっいやいないでしょ…えっウソいるの?いるとしたらあっちの部屋の」
マツザカ「いません」
非マツザカ「このやろー!!」