システムはできあがった瞬間から(もしかすると作っている最中から)負の遺産化がはじまっています。半年や一年経ったシステムなど、誰も実装を覚えていなかったり、思い立って加えた修正が思わぬ不具合につながったりします。

今回はシステムをそうした負の遺産にしないための方法を紹介します。

常に手を加え続ける

最も簡単な答えはシステムに常に手を加え続け、新鮮さを維持することです。そして、トレンドを取り込みつつ常に最先端であり続けるのです。歩みを止めた瞬間から緩やかに死んでいくというのはオープンソースと同じかもしれません。

この手法が通用するのは常に投資ができるシステムであることが大きなポイントです。つまりITをコストセンターや一度作ったらとにかく長く使い続けるといった考え方では難しいでしょう。ITを戦略的に(内部、外部含む)投資できるならこの方法が一番です。