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できることを全力でやる

日本企業の生産性がとても低いというのはよく知られています。ブラック企業に代表されるように、時間や根性で無理矢理問題を解決しようとする傾向があります。さらに同僚ふくめ従業員を家族のように扱うことでお互いに遠慮したり引け目を感じて休んだりできないようにするのも問題です。

個人の能力というのは限界があります。それ以上の成果を求めるのは無理があります。一時的な無理であればできるかも知れませんが、恒常的になると必ず破綻して体を壊したり、精神を病んだりします。

そうならないための考え方として「できることを全力でやる」をお勧めします。

できることしかしない、ただし全力で

日本企業の生産性の低さは、急いでも結局残業するのでムダだと思っているところにあると感じます。生産量は諸外国と比べて大差はないはずですが、能率が非常に低いです。

限られた時間(8時間)を精一杯使って仕事を達成しなければなりません。そのためにはムダを徹底的に省くべきです。朝席についてから、夕方席を立つまでぎりぎりまで全力で仕事に取り組むべきです。

 

「恥ずかしい」は誰もが避けたい感情だと思います。しかし、それは仕事をしている中で度々感じることがあるでしょう。例えば日本人は外国人に対して英語を話すのを極端に嫌がりますが、その根底にあるのが「失敗したら恥ずかしい」という思いです。

今回はそうした「恥ずかしい」という目に遭わないためにできることを紹介します。

失敗は恥ずかしくない

そもそも「失敗したら恥ずかしい」という認識を改める必要があります。不慣れなことは失敗する可能性が高いのは当たり前です。失敗するのは当然として、問題は他人の失敗を笑う周囲であったり、叱責する人たちにあります。

つまり「失敗=恥ずかしい」ではなく「失敗=怒られる(笑われる)=恥ずかしい」ということです。怒ったり、笑ったりするような人たちがいなければ、失敗は決して恥ずかしいものではありません。

 

炎上しているプロジェクトにおいて人員を追加してもうまくいかないというのはよく知られています。その理由として最も大きいのはコミュニケーションパス問題です。新しく追加された方はプロジェクトに関する知識が殆どなく、情報格差が非常に大きいでしょう。そうした中でコミュニケーションパスが増えるのはムダなやり取りになってしまいます。

そのため、大事になるのがコミュニケーションパスの管理です。既存メンバーのストレスを最低限にしつつ、上手にプロジェクトチームをスケールさせるコツを紹介します。

疎結合のタスク管理を心がける

プロジェクトマネージャは常に疎結合で、一部だけ切り出せるタスク管理を心がけなければなりません。その意味において、筆者はガントチャートは好きではありません。ついタスクの関連性を作りたくなり、人依存が強くなります。

アジャイル開発においてもイテレーション単位でユースケース、機能を作り上げていきます。関連性が強いとイテレーションごとのリリースは難しくなるでしょう。疎結合のタスクは新しく追加された方に仕事を割り当てやすいでしょう。前提知識がなくとも取りかかれる仕事を常に作っておく必要があります。

 
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著者イメージ

MOONGIFT中津川篤司

1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。

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