今回のテーマはプログラミングエディタです。プログラマーの生産性を高める上で手に馴染むエディタの存在は欠かせません。現在、多種多様なエディタが登場していますが、それらの主な分類と主立ったオープンソース・ソフトウェアの紹介をします。

特徴

Web

最近Webベースのプログラミングエディタが急成長しています。HTML5によってWebアプリケーションが高機能化していること、コラボレーションやサーバサイドでのコンパイルなどWebのパワーを使った新しい機能が魅力になっています。

また、サーバサイドでなくともAtomのように内部的にHTMLベースというエディタもあります。

IDE(統合開発環境)

EclipseやXcode、Visual StudioなどIDEはまだまだ人気です。特にEclipseをベースにした言語別の専用IDEは多種多様に出てきています。個人的にはIDEは重たくて好きではないのですが、ブレークポイントや効率的なデバッガを求めると必要不可欠な存在と言えます。

言語別

言語別にプログラミングエディタを分けるという選択肢はありだと思います。少なくともIDEの場合は言語によって使い分けているでしょう。それと同じくRuby/Python/Perl/PHPなどそれに合わせて機能を備えたエディタを使うのです。

問題はキーバインドが違ったり、複数の言語を一緒に扱いたいと思ったときかも知れません。

シンプル

最近特にシンプルなUIのプログラミングエディタが流行っています(海外ではZenと言われる類のものです)。ツールバーやアイコンなどを極力削り、開発する事だけに集中できるようになっています。個人的にも開発中はウィンドウを最大化し、開発画面しか見ないようにしています。

古参

古参のプログラミングエディタと言えばvi/VimやEmacsでしょう。Vimにおいては最近Neovimプロジェクトが立ち上がり、Vim開発者の批判を食らいつつも新世代を目指して動き出しています。Emacsについては…24.3もリリースされていますし個人的にはこのままで良いんじゃないかと思っています。

ちなみに筆者は様々なエディタを渡り歩いてきましたが、ここ10年以上はEmacsに落ち着いています(Windowsの場合はxyzzyを使っています)。TextMateやSublime textも触りたいなと思いつつも手に馴染み過ぎて手放せなくなっているのが実情です。