過去分はこちら。
今回は4月分のまとめです。電子書籍、Webコンポーネント、ドキュメント作成、さらにGit管理サーバなど幅広く人気が分散したようです。Git管理サーバも選択肢が広がっているようで、企業内ユースでのGitリポジトリのニーズが高まっているようです。
10. CSS3 Countdown - ティザーサイトで使いたい。CSS3/JavaScript製のタイマー
新しいプロジェクトをはじめる時などに活躍するのがカウントダウンタイマーです。後何日、後何時間といった具合に刻々と減っていくタイマーを目にするとわくわくさせられるのではないでしょうか。カウントダウンの方法は幾つかあると思いますが、今回はCSS3 Countdownを紹介します。CSS3とJavaScriptを組み合わせて格好いいタイマーを表示します。秒単位でタイマーが徐々に減っていきます。年数ではなく日数になっていて、例えばこのデモでは2080日を越えて設定されています(2020年指定です)。オリンピックに合わせたりするのは面白そうです。
9. tty.js - node製のWebベースのターミナル
Webブラウザ上でターミナルが動かせれば、システムの開発がブラウザだけでできるようになってしまうかも知れません。幾つかのソフトウェアが既に存在しますが、一つ難点がありました。それは1ウィンドウで1セッションしか使えないことです。複数のセッションを開くのにタブを追加していくのは面倒です。そこで使ってみて欲しいのがtty.js、Webベースのターミナルです。tty.jsは256色表示もサポートしています。さらに証明書ファイルを指定することでhttpsでの通信も可能になっています。セキュリティを考えたらその方が良いでしょう。普通に使えてしまうので違和感が殆どないのですが、後数年もしたらWebブラウザのターミナルは当たり前になっていそうです。
8. ODT-HTML5 - OpenDocumentを解析してHTML5で表示
OpenOffice.orgからはじまったOpenDocumentフォーマットはMS OfficeやGoogleドキュメントをはじめとして様々なオフィススイートでサポートされています。マクロなどを使わないシンプルなファイルであればOpenDocumentを使うのが一番安心かも知れません。そんなOpenDocumentの新しい使い方として注目したいのがODT-HTML5です。OpenDocumentを解析し、HTML5にて表示するソフトウェアです。ODT-HTML5はPHP版の他、Python版も提供されています。OpenDocumentを解析してそこからデータをピックアップできるのであれば、システムで情報を抽出したり連携したりするのに使えるかも知れませんね。