CMSは常に注目の集まるキーワードです。WordPressという大きな主軸がある一方で、多様性あふれるCMSが随時作られています。そこで今回は2014年に紹介した各種CMSと最近のトレンドについてまとめました。
トレンド
特徴をもたせる
汎用的なCMSに人気が集まり、プラグインなどによって必要な機能をあてがっていくというのが一般的です。しかし最近では何かに特化したCMSも人気があります。プラグインは冗長的になったり、CMS全体として品質を担保してくれる訳ではないのでセキュリティリスクにもなりえます。
そこで使う目的がはっきりしているのであれば、それに合ったCMSを導入するというのも検討すべきではないでしょうか。
多機能または単機能
汎用的なCMSは総じて多機能です。様々な機能が含まれる結果、機能が複雑化したり動作が重たくなったりします。とはいえ、多機能であれは様々な目的に応じて使えるというメリットもあります。
その逆に単機能な場合、カスタマイズ前提で作られている場合が多いです。CMSとしては最低限の機能を提供し、足りない機能は自分で補っていきます。この場合、フレームワークを使っているものの方が追加開発がしやすいでしょう。
管理画面不要
ここ数年のトレンドとして管理画面がないCMSが多くなっています。管理画面は解析においては便利ですが、コンテンツを作る際には作成時と見た目が分離してしまうため分かりづらくなります。そのためプレビューと修正を何度も行き来することになります。
管理画面がなく、ユーザの見ている画面上でそのまま修正する場合はそういった面倒さはありません。ただしユーザ管理やアクセス解析などの機能については管理画面がある方が分かりやすいでしょう。
DB不要
データベースを使わないCMSも増えています。コンテンツを履歴管理(バージョン管理利用)している場合は特にその傾向が強くあります。数百万人が使うサイトであればともかく、数千人レベルであればDBがなくとも十分と言ったケースは多いはずです。
DBがなければ設置が容易になったり、小規模な場合は高速に動作するようになります。100ページ程度のコンテンツを考えると、Gitリポジトリ上でコンテンツ管理する方がローカルで編集ができて便利ではないでしょうか。