今回のテーマは通知です。様々なソフトウェア、アプリを使っている現在、ちょっとしたお知らせではあっという間に他の情報の中に埋もれてしまいます。そうならないためにも、積極的に情報を発信するための手段として生まれたのが通知です。

通知はいくつかの種類があります。今回はその種類と、それらを実現するためのソフトウェアを紹介します。

ローカル

デスクトップ向けへの通知として有名なのはGrowlではないでしょうか。それをAppleが模倣する形で通知センターにしています。通知センターは各種Mac OSX向けのソフトウェアが使える通知場所となっています。

App Store以外のソフトウェアからでも使えますので、Mac OSXを使っている人に対しての通知場所として便利です。

HTML5 デスクトップ通知

HTML5のデスクトップ通知はチャット系ソフトウェアなどで使われるようになってきました。ネイティブの機能を使っているので、ブラウザウィンドウ外に通知の表示ができるのが便利です。ただしHTML5なので、そのURLを開いていないと通知は出せません。

利用用途として多いのはチャットですが、それ以外にも時間がかかる処理を行う際にその完了を通知するのに使えるかと思います(たとえばファイルのアップロード)。

プッシュ通知

スマートフォン、タブレットアプリであれば積極的に使っていきたいのがプッシュ通知でしょう。今やほとんどのアプリにおいてプッシュ通知が使われています。メール、チャット、ソーシャルをはじめ、ゲームにおいてもイベントの開催など通知してきます。

正直、プッシュ通知は過多になっていますので、効果は薄れてきているでしょう。とはいえ送らないとゼロな訳で、頻度さえ守れば一定の効果が望めるのは間違いありません。

ダイアログ/アラート

最も忌み嫌われるのがアラートではないでしょうか。非同期処理の多いJavaScriptにおいて、アラートは完全に処理を止めてしまう類のものです。他のタブでアラートが出ても、強制的に移動させられます。

強力な通知機能ではありますが、ユーザストレスは相当大きいといえます。HTML5からはダイアログ要素が追加されており、ストレス軽減にはつながりますが、デザイン含めて考える必要があるのが若干敷居を高くしているかも知れません。

独自

独自の通知ライブラリは押しつけがましくない、ユーザストレスの少ないものが多いです。そのURLをアクティブにしている場合においてはとても有益といえます。

インラインで表示した場合、スクロールしていたりするとメッセージに気づかないことがあります。独自ライブラリも多くはフローティングで表示されますので、あえてデザインを気にするなく実現できるのもメリットです。