今回は4月の人気ソフトウェアまとめです。過去分はこちら。
なかなか取り上げづらい、ハードウェア系のライブラリが入ってきています。IoTについてはまだまだ情報収集段階という方が多いので、開発者としては先鞭をつける価値はあるのではないでしょうか。
flexible.gs - レスポンシブ対応のグリッドレイアウトフレームワーク
レスポンシブなWebサイトを作る際にBootstrapやZurb Foundationといったフレームワークを使うことはままあります。それはなぜかと言えば便利な機能と整ったデザインが提供されるからなのですが、逆にデザイン上の縛りが出てしまうのが難点です。そこで使ってみたいのがflexible.gsです。レスポンシブWebデザインの中でも肝になるであろう、メディアクエリーとグリッドについてのみ提供するスタイルシートフレームワークです。xl(デスクトップ)、lg(横向きのタブレット)、md(縦向きのタブレット)、sm(横向きのスマートフォン)、xs(縦向きのスマートフォン)といった組み合わせでデザインを指定するようになっています。
jswatchdog - kintone運用で使われているJavaScriptコードチェッカー
ユーザの希望を全て仕様としてシステムに組み込んでしまうと変更のコストが大きくなったり、複雑になっていきます。そこでAPIを公開し、ユーザが自由に操作できるようにする仕組みが便利です。それはサイボウズのkintoneでも提供されている機能なのですが、任意のJavaScriptを実行させるのはセキュリティ上の問題があります。かといって全て有人でレビューするのも工数がかかります。そこで有人レビュー前によくある問題をチェックする自動レビューツール、jswatchdogが開発されました。jswatchdogは2画面の構成になっています。左側にコードを書く(貼り付ける)と右側にその結果が出ます。
最近はWebブラウザ向けにリッチなダッシュボードを提供するサービス、デザインフレームワークが増えています。しかしサーバ管理者にとってはWebブラウザを立ち上げるのは面倒と思うかも知れません。結局、作業はターミナルで行うからです。そこで使ってみたいのがtermuiです。なんとターミナル上でリッチなダッシュボードが展開されます。これがCUIなのかと驚きますよね。もちろん表示して終わりではなくリアルタイムで再描画されます。