ゲストハウスというと、学生の貧乏旅行や外国人バックパッカー向けといったイメージがありましたが、それはもう昔の話。今はとにかく楽しくて、新しい旅の目的となるほど盛り上がっているんです。

ゲストハウスを紹介した一冊

私も旅をするときは味気ないビジネスホテルよりも断然ゲストハウス派。ふだん出会わないような人との出会いや、オーナーのこだわりを直に感じることができるので、ついゲストハウスを探してしまいます。そんな人におすすめなのが、初となる全国版のゲストハウスのガイドブック『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel &Guesthouse Guide-』です。

『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel &Guesthouse Guide-』前田有佳利 著

全国各地に次々と誕生するゲストハウスのなかから、ゲストハウス紹介サイト「FootPrints」編集長の前田有佳利さんが実際に訪れ厳選した100軒を紹介。初めて泊まりたい人向けのQ&Aから、ゲストハウスのもつ意義までコラムで深く解説されています。

一期一会の出会いがいっぱい

「アート建築好きにおすすめ」「日本情緒溢れる古民家」「1人の時間も大切に」「女性のひとり旅におすすめ」など、わかりやすく項目別に分かれているので自分の目的にあったゲストハウスを選ぶことができます。

なかでも、「子連れ家族におすすめ」ではお風呂場に浴槽や温泉があったり、オーナーも子育て経験があったり、子連れ家族への対応が柔軟な宿や田植えなどの自然アクティブが体験できる宿などが紹介されています。小さいお子さんとホテルに滞在すると周りに迷惑をかけないか心配しますし、非日常的な空間すぎてどこか落ち着かないことも多いはず。ゲストハウスにはだいたい交流スペースがあるので、子どもたちを自由に遊ばせることもできますし、連泊するときでも比較的リーズナブルなのがうれしいポイントです。

暮らすように街を知る

もうひとつ、「地域の発信拠点となる宿」ではローカルな町の魅力を味わう旅がしたい人におすすめのゲストハウスが紹介されています。地方の街がどんどんおもしろくなっている今、普通のガイドブックには載っていない情報や雰囲気を近くに感じることで、まるで第二の故郷ができたような気持ちにもなるはず。東京が拠点の人でも、東京のゲストハウスに泊まってみると今まで気がつかなかったその街の新しい側面にふれることができますよ。

空き家物件をリノベーションしたデザイン性の高いものが多かったり、カフェやバーが併設されていて周辺住民の方々と交流できたりと、旅の宿泊にプラスアルファされた楽しみがたくさんのゲストハウス。このゲストハウスに行きたいからこの街を訪れる! という新しい旅もいいものですよ。

ワニブックス

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