大神さんは少し前まで、岡山市に住まいがありました。彼女の生まれは福岡ですが、在住時には岡山の人たちと仲良くなり、岡山のいいものを広く伝える集まり「岡山キャラバン隊」の一員として活動。そんな中、岡山らしいお土産をつくろうと、「おこしにつけるきびだんご」プロジェクトが立ち上がったそうです。
岡山らしさが詰まった「きびだんご」
腰に付けられるきびだんごポーチ。写真では平たい状態で写っていますが、ボタンの止め方を変えれば、三角形に早変わり。生地を手がけたのは、岡山でレースを作り続けること50年のベテラン職人が、若いデザイナーの描く物語が詰まった絵を刺繍した布を発表する「音の絵」。岡山の名産・桃の果実が集まった桃の木柄を、大神さんが描きました。
歌人・小中英之さんの歌「鶏ねむる 村の東西南北に ぼあーんぼあーんと 桃の花見ゆ」に着想を得て、布は「ぼあーん ぼあーん」と詩的な名前。長い紐がついているので、もちろん腰から下げるもよし。使い方次第で、化粧や筆入れにもなります。
きびだんごは、合成着色料や防腐剤を一切使用せずお菓子作りをおこなう明治20年創業の老舗「つるの玉子本舗 下山松壽軒」のもの。串刺しの小粒のきびだんごと、きなこきびだんごが、4本ずつ入っています。
大神さんは、先日こちらでも紹介した「闘鶏まんじゅう」や、「フェアトレードチョコレート」など、さまざまな食品のパッケージデザインを担当。どれもがその土地や作り手への敬愛が込められ、なにより手にして嬉しい愛らしさ。贈りものに選びたくなるものばかりです。
「おこしにつける きびだんご」の販売は、イベントなどで不定期におこなわれているそう。ぜひ手にしたい!と思われた方は、「音の絵」や「つるの玉子本舗 下山松壽軒」にご確認を。
中身のきびだんごを、おやつの時間に食べて、空になったきびだんごポーチ。これからは、出かけるときにおやつを持ち運ぶ、おやつポーチとして役立てようと思います。
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