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東日本大震災からまもなく2年。今なおさまざまな復興作業が続いており、継続して支援をすることが大切だと感じています。
宮城県気仙沼市在住の千葉清英さんは、震災で奥さんや娘さんなど家族7人を失い、息子の瑛太くんと2人きりに。そんな辛い日々を過ごしていたある日、瑛太くんが千葉さんに言いました。
「気仙沼にバッティングセンターを作ってよ!」
震災後、気仙沼の学校の校庭には仮設住宅が建ち、子どもたちがのびのびと遊べる場所が少なくなっていたと言います。そこで千葉さんは野球好きの瑛太くんによろこんでもらおうと車で1時間半以上もかけて岩手県のバッティングセンターに連れていったのだそう。
その帰り道に瑛太くんが口にしたバッティングセンター設立の願い。もともと牛乳屋を営んでいた千葉さんは「希望ののむヨーグルト」というオリジナル商品を作り、売上をすべて建設資金にあてることにしました。
昨年、神戸メリケンパークで開催されたイベントに参加した千葉さん親子
いろいろな形の復興がありますが、そこには多くの場合、優先順位が存在するでしょう。まずは生活に欠かせないライフラインの復旧、住まいの供給、道路や公共施設の整備。普通に考えれば娯楽施設にあたるバッティングセンターの設立は、どうしても先送りになってしまいそうな気がします。
でも、毎日の生活の中にあるささやかな楽しみ、そこから人は希望を見いだせることがあります。未来に向かって頑張る力を得られるものだと思うのです。子どもであれば、なおさら。
瑛太くんと同じように野球好きの息子を持つ親として、1日も早く千葉さん親子の願いが現実になるよう願わずにはいられません。子どもたちの楽しげな歓声が響き渡るバッティングセンターが1日も早く完成しますように。
[希望ののむヨーグルト/千葉一商事]
価格:1本720ml 500円(送料別)※1ケース(24本)以上送料無料
※「希望ののむヨーグルト」は通信販売のほか、各地のイベントで販売されることも。お問い合わせはこちらのアドレスまで:tibaiti@drive.ocn.ne.jp
photo by Thinkstock/Getty Images
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