そんな和食の新しい楽しみを教えてくれるのが、「第4回 寿司×クラフトビールフェス」。2017年7月1日(土)と2日(日)の2日間に渡り、東京・代官山の「スプリングバレーブルワリー東京」で開催します。
寿司とクラフトビールの意外な共通点「寿司×ビールフェス」は、今回で4回目を迎えるイベント。今回のテーマは「九州・沖縄編」とあって、フェスに先駆けて行われた試食会には、珍しい九州・沖縄のご当地回転寿司と、個性豊かなクラフトビールがずらりと並んでいました。
そもそもなぜ、回転寿司とクラフトビールを合わせようと思ったのか。それは、どちらも伝統をベースにしながら、創意工夫で新しい味を生み出そうとしているという、大きな共通点があるから。フェスで提供される12種類のお寿司と13種類のクラフトビールを、ペアリング解説を参考にしながら組み合わせると、156通りもの新しいおいしさが生まれます。色とりどりのクラフトビールと、東京では見たことがない斬新なお寿司の数々に、テンションが上がることうけあいです。
ご当地柑橘ビールが相性ぴったり特におもしろかったのは、「日向夏」や「へべす」といった和のご当地柑橘から生まれたビールと、地魚の寿司のペアリング。対馬産の生アナゴの皮目をさっと炙り、柚子胡椒で風味をつけた寿司には、宮崎ひでじビールの「日向夏ラガー」を合わせて。生のアナゴのはじける弾力に、ほのかな甘みの「日向夏ラガー」の爽やかな喉越しがぴったり。
編集部スタッフが思わずお代わりしていたのは、鹿児島産の天然真鯛白子のポン酢ジュレ。とろける白子に、アクセントの辛子が絶品。ライトラガーの「ゴーヤードライ」を合わせると、濃厚さとスッキリした苦みのハーモニーがやみつきになります。
人気のまぐろの赤身は、生の七味唐辛子でアクセントをつけた醤油ダレにつけこんだ、ピリッと辛い逸品にアレンジ。これには、寿司×クラフトビールフェスのために「スプリングバレーブルワリー」が醸造したビール「三代目鮨祭」を合わせるのがおすすめ。米麹を使ったウィートエールで、やわらかな酸味が寿司と相性抜群でした。
夏の初イベントは「寿司×ビールフェス」で会場となる「スプリングバレーブルワリー東京」は、クラフトビールの醸造所を併設するレストラン。年間40種類以上の独創的な限定ビールを提案していて、ほぼ週替わりで新しいビールに出会うことができます。
ガラス製の透明な仕込み釜や発酵タンクを眺めながら、出来立てのビールを味わったり、ホップやフルーツの風味を加えて自分好みにビールをカスタマイズしたりできる、大人が非日常を味わうにはぴったりの空間。表には気持ちのいいテラス席があって、この日も昼からほろ酔い笑顔の人たちでにぎわっていました。
初体験の美味がいっぱいの「寿司×クラフトビールフェス」。夏のはじまりをこんなイベントで迎えられたら、かなり幸せな気分になれそうです。
「第4回 寿司×クラフトビールフェス」
開催期間:2017年7月1日(土)~2日(日)*1日(土)11:00~22:00/2日(日)11:00~20:00(予定)
会場:SPRING VALLEY BREWERY TOKYO
住所:東京都渋谷区代官山町13-1
参加寿司店:廻転寿司平四郎(福岡)、寿し まどか(鹿児島)、廻転寿司まぐろ問屋 やざえもん(沖縄)
参加ブルワリー:宮崎ひでじビール(宮崎)、門司港レトロビール(福岡)、熊本クラフトビール(熊本)、ヘリオス酒造(沖縄)、スプリングバレーブルワリー