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みなさま、こんにちは。あまやゆかです。着物は "着て楽しい!" のはもちろんですが、"知って楽しい!" というのも大きな魅力です。 日本の職人さんの手仕事や、永く受け継がれた伝統。着物をまとうと、そんな "和の心" にも自然と触れられるような気がします。
ということで今回は、着物の世界でがんばる、私と同世代の女性の職人さんをご紹介します!
福岡・博多に伝わる絹織物「博多織」。力強く打ち込まれた横糸が、緻密で光沢とハリのある生地を生みだし、「博多帯」として多くの人に愛されています。そんな博多織職人の村田美帆さん。8年前に勤めていた会社を辞め、博多織の世界へ。地元で設立された、博多織の継承者を育成する学校「博多織デベロップカレッジ」の第1期生に応募したのがきっかけでした。
「もともと、外国と関わる仕事がしたくてOLをしていたのですが、勤めているうち、雇われるというのではなく、自分で仕事をしていきたいなという思いが強くなって......」と、村田さん。カレッジができると聞き、トライしてみよう!と思ったそうです。私が村田さんと出会ったのは、その学校を卒業される頃でした。
帯の柄は、「献上柄」と言われる博多織の伝統的な柄です。
博多織は、「トーントントントン」とリズミカルに強く横糸を打ちこむ、男性でもなかなかの力仕事。そして何より、機にかかる8000本近い数の糸と向き合う、根気のいる作業です。織り上がるまで分からない。それが難しさでもあり、おもしろさでもあるそう。「うまくいくと、やった!と充実感があります!」とのこと。
卒業後、織元の会社での勤務を経て、今年からは、独立して自身の工房を構えた村田さん。「まずは、自分の作品をひとつずつしっかり作っていくこと。そしていつかは、海外へ博多織を伝えたい!」と夢を話してくださいました。
こんなふうに、いまも伝統を受け継ぐ職人さん達の、地道な仕事と真っすぐな思いが、着物の楽しみをより深いものにしてくれます。 私の夢は、村田さんが織った博多帯を締めること...ですね!
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