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立冬の日からの過ごし方:首をあたため、英気を養い、春に芽を出すチャンスを待とう
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立冬の日からの過ごし方:首をあたため、英気を養い、春に芽を出すチャンスを待とう

2017-11-07 07:30
    夏に比べると、太陽の光は弱くなり、日が暮れるのもずいぶんと早くなりました。季節はいよいよ冬へ。寒さや空気の乾燥を、肌でひしひしと感じるシーズンの到来です。 暮らしに活かす二十四節気「立冬」の過ごし方

    「立冬(りっとう)」
    ・毎年11月8日頃
    ・太陽と地球の関係:225度

    今日(2017年11月7日)は、二十四節気の「立冬」です。暦のうえでは冬の始まりを意味します。ライフサイクルを四季で表すと、春は誕生、夏は成長、秋は成熟、冬は老化。そう、冬はエイジングと深く関係している季節です。肌や体力などの「衰え」を感じやすい時期なので、意識的に休息することが大切です。

    日の出の時刻は遅く、日の入りの時刻は早くなるのが冬。そんな太陽のリズムに合わせて、朝はゆっくり起きるのが◎。たまには布団の中でグズグズして、自分を甘やかしてあげてください。太陽の出ている時間が短いので、夜は早めに就寝を。「早寝遅起き」で十分な睡眠をとり、疲れをため込まないようにするのが、自然のリズムにあった養生のポイントになります。

    ファッション小物で「首」を冷やさない工夫を

    この時期は、まだ厳しい寒さを感じるほどではありませんが油断は禁物。体を冷やさないように、首回り、手首、足首には注意が必要です。Vネックのニットやアンクル丈のパンツなど、「首」を露出することでオシャレ度がアップしたり、スッキリと見える効果があったりします。けれど、「首」を冷やしてしまうと、気のめぐりや血流が悪くなり、体調を崩す原因になることも。とくに、秋の土用の最中に体調がすぐれなかった人は、立冬の時期はマフラーや長靴下などの小物づかいで「首」を冷やさないように心がけて。次にめぐってくる二十四節気の「小雪(11月22日)」までは意識して続け、真冬の寒さに打ち勝つための、体の土台をつくりましょう。

    私の場合、毎年秋に体調を崩しやすい傾向があり、立冬の頃は首元と足首を冷やさないように気をつけています。自宅で過ごすときもマフラーとレッグウォーマーはかかせません。衣服の重ね着をしなくても、小物づかいを工夫するだけで、体の内側からポカポカとあたたまって快適。仕事で忙しい日々が続いても、疲労や気だるさを感じにくくなるように思います。

    冬の間の養生こそ、春にチャンスをつかむコツ

    立冬の頃の風物詩といえば「木枯らし」です。木枯らしとは、晩秋から初冬にかけて太平洋側に吹く、風速8メートル以上の北寄りの風のこと。いよいよ冬型の気圧配置になったことを示す現象で、冬の到来を告げる季節の便りです。この強い北風が吹くたびに木々から葉が落ちていきます。枝だけになった木は、枯れてしまったかのような姿に。ゆえに「木枯らし」というわけです。しかし、木々が葉を落としてしまっても、本当に枯れてしまったわけではありません。ちゃんと冬芽を用意して、春の訪れをじっと待っています。

    冬は備える時季です。寒い間に、体力を養い、知を養い、美を養う。日々の養生をおこたらず、きちんと備えておくことで、私たちにも春に芽吹くチャンスがめぐってきます。

    次に巡ってくる二十四節気は、「小雪(2017年11月22日)」です。

    イラスト・カイフチエリ

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    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2017/11/065535ritto.html
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