今日のお昼はカルボナーラだった。夫の作ったベーコンが少しだけ残っていたのでそれを使った。そんなベーコンだけれど、選んだ肉によっては、ほとんど脂身ということもあって、むしろそういう部分をカルボナーラに使うと、うんと美味しくなる。
はじめにスライスしたベーコンをじっくりと炒める。やがてベーコンのふちがチリチリと焦げるくらいまで炒めたら、ベーコンだけを取り出す。次に染み出した脂でにんにくとたまねぎを炒める。ちょうどホワイトマッシュルームもあったので、それも入れる。たまねぎが透明になったら豆乳を注ぎ、塩で調味する。茹で上がったパスタをソースに入れて、シュレッドチーズと卵黄を混ぜたら出来上がり。
食べるときには、ブラックペッパーたっぷりがおいしい。生クリームの代わりに豆乳、パルミジャーノ・レッジャーノの代わりにシュレッドチーズ、というところが「あるもので作る」的カルボナーラになった。
さて、わが家は5人家族。授乳が終わったせいか、2歳児もほんとよく食べる。すると、パスタだったら500gでは足りない。800gくらい茹でないと「なんとなく物足りない」という具合になる。そのせいで、これまでパスタを茹でていた鍋が、いよいよもって使い勝手が気になるようになってきた。
パスタの茹で方のコツを読むと、「鍋のなかで踊るように」とあるけれど、今の状態は踊るどころか「ひしめき合うように」だ。満員電車さながらのパスタはなんとも窮屈そうでもあるし、なにしろパスタ同士がくっつきやすい。茹でながら混ぜないとコイル状に絡まり、かとて混ぜすぎると風味が落ちる。うーん、実に悩ましい。
ま、鍋のサイズを大きくすればいいだけの話なのだが、かれこれ20年余りパスタを茹でてきたこの鍋だけに、そのチェンジはひとしおなのである。軽くて使い勝手も最高だった。でも、「パスタ鍋」として引退だなぁ。
そういう鍋がちらほら出てきている。ごはんを炊いている鍋や味噌汁の鍋も、そろそろな感じ。こんなふうに、鍋の大きさのチェンジからも子どもの成長を垣間見れる。子どもの成長なんてあっという間。そんな期間限定だけど、その都度工夫してあれこれ作りたいなぁと思う。