ドイツでは各地にあるワイナリーはほぼ一年中開いており、予約をすればちょっとした料理も出してもらえ、いろんなワインのテイスティングが楽しめます。またワイナリーに直接行かずとも、ゴルフのコンペや様々な各地のイベントでも、ワイナリーがスポンサーになっていることがめずらしくなく、その場で軽く「ひっかける」こともできるのがおもしろいところです。実際に作り主の説明を聞くことは大変興味深いので、思わず飲みすぎてしまうのがたまにキズ。
けれど生産者が直に売るということはワインへの自信と顧客への信頼性につながるので、ドイツ人はテイスティングが大好きです。とくにこの時期、赤・白・ロゼ・アペリティフ用と「大人買い」する人も多くみられるほど。大家族の場合は皆が集まるイベントですので(しかも飲む量がまるで違う! )箱単位でどんどん購入していきます。
「恋人の聖地」や「新三大夜景」の山梨へ行こう日本ではこの時期、日本を代表するワイン名産地・山梨のワイナリーへ行くのが何と言ってもおすすめです。都心からあまり離れていないのに、静かな場所でゆっくりのんびりできます。
歴史ある日本最古のワイナリー明治10年から続く、現存する日本最古の歴史高いワイナリー。ワイナリーでありながら、ブドウ狩りも楽しめる日本で唯一の場所。「料理をより引き立てるワイン造り」をモットーにしていることから、いろんなことを是非聞いてみたい、頼りになるスペシャリスト。特に3つのワイナリーツアー・プランがあり、どれも楽しそう!また「ユズワイン」は聞いたことがないので、個人的にぜひ飲んでみたい。ボトルもとてもきれいなデザインばかりで、お呼ばれに持っていったら喜ばれること間違いなし。
女性におすすめ。ビオワインを求めるなら「奥野田ワイナリー」
ビオワインといえば、奥野田ワイナリー。甲州市内に4つの園があり、それぞれ古くからの地名をとって呼んでいるそう。見晴らしは素晴らしく、案内してくれる2つのコース(「プレミアム・テイスティングコース」と「ワイナリー満喫コース」)どちらも興味深い。極甘口白ワインの「奥野田ドルチェ」は飲みやすく、ワイン初心者や女性におすすめ。
国産ぶどう100%使用。工場見学もできる食品会社フジッコといえば、おにぎりに欠かせないこんぶの佃煮や「おまめさん」で有名。子どもたちの食育運動にも力を注いでいることで知られています。1986年からは国産葡萄100%を使ったワインの製造・販売をしています。気になるのは「スパークリング・ワインシリーズ」。工場見学もでき、試食・試飲が可能となっているため、ちいさいお子さんがいるおうちにはぜひ濃厚なぶどうジュースをお土産として買っていくのがおすすめです。
天気のいい日にはぶどうの丘やもちろん富士山も見られ、それはまるでハリウッド映画の「サイドウェイ」さながらの観光ができる山梨。週末一泊旅行なら、温泉でゆっくりからだを癒し、2017年の疲れを全部さっぱりと落とすことができそうです。
[まるき葡萄ワイナリー,奥野田ワイナリー,フジッコワイナリー]
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