世間はすっかり受験シーズン。その一方で大人になっても学びを深めている人も多く感じます。資格取得のため、キャリアアップのため、毎日を楽しむため......。とても素敵なことだと思います。
いそがしい毎日のなか、がんばって捻出した時間は有意義に使いたいもの。キレのよい頭で集中して進めるのとそうでないのでは、進み具合が大きく変わってきます。そんなときの栄養サポーターが卵なんです。
卵のレシチンが集中力や記憶力を高めてくれる
卵に多く含まれるレシチン。脳の神経細胞に多くあり、ミエリン鞘と呼ばれる部分の主成分でもあります。また神経伝達物質、アセチルコリンの材料でもあります。神経伝達物質とは、脳内で作られるホルモンで、脳の神経細胞同士が情報を伝え合うのに欠かせないもの。アセチルコリンは記憶に関係の深い物質と考えられ、記憶力や集中力を高める手助けをしてくれます。
レシチンは卵の黄身に多く含まれています。効率よく物事を頭に入れたいなら、ゆで卵をかじってから。大豆にも多いので、この時期に売っている節分豆を取り入れてみるのもいいかもしれません。
おにぎりやチョコは避けるのがベター
ちなみに。避けて欲しいのは、おにぎりやチョコレートといった糖質の多いもの。血液中の糖分はつねに一定量になるよう、ホルモンによって厳密に調整されており、食後は血糖値がゆるやかに上がったあとホルモンの作用で下がり、3~4時間たつと空腹のときと同じくらいの値になります。
しかし糖分が多いものを食べると、その分、血糖値がぐんと跳ね上がることに。下げるためのホルモン・インスリンも大量に必要となります。このとき、必要以上に血糖値を下げすぎてしまうことがあるのですが、脳にも必要なエネルギーが回らず、強烈な眠気に襲われてしまうというわけです。
私もオーソモレキュラーを勉強しつづけているひとり。栄養の助けを借りて、効率よく学びを深めていきたいと感じているところです。