栄養たっぷりなのに、黄身は食べない方がいいとよく言われてしまう卵ですが、次に黄身なしのホワイトオムレツを作ろうとするときはこれを思い出してみてください。実は、さけられがちの黄身には白身にはない栄養素がたくさん含まれているのです。

卵をまるごと食べることができるレシピ5

卵が悪いとされてしまうのは、黄身に含まれるコレステロールのせいだと『Deep Nutrition:Why Your Genes Need Traditional Food』の著者、キャサリン・シャナハム医学博士は話します。たしかに黄身にはコレステロールが含まれますが、食物から摂るコレステロールは動脈をつまらせる原因となる血中のコレステロールには影響しないというのが、最近の説です。

米国心臓学会は、食事から摂取するコレステロールは1日300ミリグラム以下にすることを推奨していましたが、科学的根拠に乏しいとしてこれをやめています。シャナハム医学博士は、「飽きてしまうので、食べすぎになるほどの卵は食べられないはず」と言います。彼女の専門家としてのアドバイスは、黄身は加熱しすぎないことだそう。これはコレステロールが酸化してしまい、有害になる可能性があるためだとか。

今回は、卵をまるごと食べられる、ちょっとひねったレシピをご紹介します。

01.卵の黄身をサラダにくわえる

「おろし器を使って、かた茹で卵の黄身の部分をお好きな自家製サラダにかけて、ビネグレットドレッシングをかけて」とヴィッキー・シャンタ・レテルニー栄養士。

02.パスタに混ぜる

かた茹でにした卵の黄身を3色のパスタに混ぜて、エクストラバージンオリーブオイルとガーリックパウダーをかけてみて。

03.いつものアボカドトーストに

アボカドトーストに目玉焼きを乗せてから、ライム汁と塩こしょうで味をととのえるのもおすすめです。

04.朝食のオートミールに加えて

オートミールに卵をひとつ割り入れて、いつもどおりにつくればふんわりとクリーミーになり、さらにタンパク質もアップします。

05.朝食にピザを

自家製のものでも市販のものでもいいので、ピザ生地を用意して、オムレツの具になるような食材をトッピングしてみましょう。その上に卵をのせて卵が白くなるまで加熱して。

Sarah Klein/Why You Should Absolutely Be Eating The Whole Damn Egg—And 5 Creative Ways To Do So

訳/Noriko Yanagisawa

RSS情報:https://www.mylohas.net/2018/02/a-whole-egg.html