コーヒーや紅茶の飲み方のバリエーションがぐんと増えた現代。タンブラーの種類も充実し、移動の合間がドリンクタイムというケースも増えました。

ながら飲みをやめて、小さな楽しみを享受する

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けれども、精神分析医トラン教授によれば、「ながら飲み」はあまり薦められるものではないそうです。

複数のことを同時におこなっていると、小さな楽しみを台無しにしかねず、ひいては、ストレスを引き起こす可能性すらあるのです。トランス教授談「歩きながら飲むというのは、他のことを考えながら、自分自身の身体が何をしているのか意識することもなく、飲み物を機械的に口の中に流し込むことと同じです。いわば、自動操縦されているようなものです」

(「Le Parisien」より翻訳引用)

リッチな味ほど意識して味わうべき

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栄養学士のマリー・タンドネ氏もトラン教授と同意見です。水分補給という観点からは「ながら飲み」に問題はないそうですが、香りやクリームがプラスされたものについては、ダイエットの観点からもできれば避けたほうが良いとしています。

(ながら飲みだと)意識せぬまま、多くのカロリーを摂取する恐れがあります。

(「Le Parisien」より翻訳引用)

味や香りに意識がいきにくいため、飲んだ気がしないまま、甘味料や脂肪分を摂取してしまうということでしょう。

「また、飲むことだけに集中すれば、その幸せをより享受することができます」とタンドネ氏は説明します。

(「Le Parisien」より翻訳引用)

たしかに、コーヒーにせよお茶にせよ、じっくりと味わいながら飲むことで得られる満足感は馬鹿になりません。考えてみれば、心の平安を得る方法の1つとしてよく挙げられるマインドフルネスも、ひとつのことだけに集中するエクササイズです。やはりこの辺りに、身の回りのしあわせを取りこぼさないヒントが隠れているのでしょう。

これからは、移動時の飲み物はブラック。ちょっとリッチな味のコーヒーは、座ってじっくり味わう。と使い分けるのが良さそうです。

Le Parisien

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