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これって私が寒がりなだけ? 体温調節がうまくいかなくなる8つの理由
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これって私が寒がりなだけ? 体温調節がうまくいかなくなる8つの理由

2018-07-04 20:30
    オフィスはたいてい、まるで冷凍室みたいにエアコンが効いていますから、室内の人たちが真夏でも厚着していてもおかしくありません。でも、外に出ても寒気がとれなければ、身体の中で何かが起こっているのかも。

    寒さ対策でもう1枚ジャケットを買う前に、次にご紹介する原因についてちょっと考えてみても。そして、医師に相談するのもよいかもしれません。

    01.女性である

    話は19世紀にさかのぼりますが、あるドイツ人医師が2万5000人以上の男女の分析から、健康な成人の体温は37度であると判断しました。この推定は今日まで引き継がれていますが、有名医学誌『JAMA』誌で報告された1992年の研究によると、女性は男性より正常体温が少し高いそう(念のため、実際の平均体温は36.8度)。つまり、女性は男性より身体がすこしあたたかいので、温度が低いと一層寒く感じられるのです。

    02.睡眠不足

    私たちの身体は、必要な休息を取っていれば、皮膚温(身体の表面の温度)の変動を調節できます。しかし、睡眠に関する専門誌『スリープ』誌で報告された2012年の小規模な研究によると、たった一晩の睡眠不足でこの調節が大混乱に陥ってしまうとか(この研究では、参加した人たちの手がかなり冷たくなり、足は逆に熱くなりました)。さらにほかの研究で、睡眠不足になると、寒い状況でも快適な気温でも、身体の熱が失われないようにする能力が正しく働かなくなると分かりました。そのため、どれだけ着込んでも消えない寒気という惨めな結果に。

    03.体重が少なすぎる

    スイスのバーゼルに住む2000人近い人たちを対象とした研究によると、「冷たい手足による温熱的不快感」を覚えるのは、BMI(ボディマス指数)が高い人よりも、ほっそりした人の方が確かに多かったそう。やせていると体脂肪の絶縁効果が低くなるからとする専門家もいますが、それだけではありません。BMIがとても低いと(18.5以下)血液の循環も悪くなります。つまり、心臓が身体の末端にあたたかい血液を送れなくなるということ。さらに、カロリーを燃やす筋肉も、体熱を作るすばらしいはたらきをしますから、筋肉量も関係します。米国陸軍省環境医学研究所(USARIEM)の研究生理学者によると、「冗談みたいに逆説的ですが、寒さにいちばん強いのは引き締まっていて太った(筋肉と脂肪が両方ある)人です」

    04.水分が足りない

    汗をかくような運動をする前には十分に水分をとっておかないと、「水分補給不足症」(身体の水分の損失が補給されていない状態)になって、身体が熱くなりすぎてしまうことはだれもが知っています。でも、水分が足りないために熱不足になる場合もあるのです。それは、身体が乾いてゆくにつれて皮膚に送られる血流が減ってしまうから。あたたかい気候なら、水分補給を忘れないのも簡単ですが、気温が低いときも水分をとり続けることが大切。喉の渇きと寒さを同時に感じるのは、ただの偶然ではありません。

    05.貧血である

    アメリカの有名総合病院、メイヨー・クリニックの専門家によると、手足が冷たいのは貧血の一般的な症状。米国人のおよそ7%で見られる貧血は、身体が十分にヘモグロビン(赤血球に含まれる物質で、酸素を運ぶために欠かせません)を作っていないと起こります。軽い一時的な症状の場合と、長期的な重大な問題のサインである場合とがありますから、指が突然冷たく感じられるようになったら(ほかの症状もあれば一緒に)、医師に相談する方がよいかもしれません。

    06.神経が傷ついている

    末梢神経にダメージがあると、中枢神経系からの情報が脳と脊髄から身体のほかの部分に伝達されず、特に身体の先端部の手足で冷たさやしびれの感覚が起こります。末梢神経疾患のいちばん多い原因は糖尿病で、特に血糖値を管理していない糖尿病の人は要注意(糖尿病ではない人が低血糖になった場合も、気候とは無関係に寒けがあります)。喫煙、過度の飲酒、リウマチ性関節炎も、末梢神経疾患のリスクが高くなる要素です。

    07.甲状腺に問題がある

    喉の下の方にあるちいさな腺、甲状腺が作るホルモンは、代謝の調節に重要な役割を果たしています。甲状腺の活動が多すぎてもすくなすぎても、心拍数、脂肪と炭水化物の処理、たんぱく質の作られ方などのほか、体温の調節にも影響。甲状腺の活動がすくなすぎる「甲状腺機能低下症」(12歳以上のアメリカ人のおよそ4.6%が罹患)では、寒さに敏感になります。甲状腺に問題があると、肌荒れ、体重の変化、気分の変動などのほかの症状も。

    08.レイノー病である

    レイノー病(そして「レイノー現象」と呼ばれる二次的な症状)は、指やつま先などの動脈が収縮して(つまり、血管が細くなって、血液が届きにくくなるために)起こります。レイノー病は寒冷地に住む人に多く、寒いなかにいた場合のほか、感情的なストレスによっても発症。軽いレイノー病では治療を受けない人が多いのですが、重い場合は患部が痛んだり、感染したりするケースもありますから、すぐに医師の診察を受けます。

    Lauren Oster/Why Am I Always Cold? 8 Reasons Your Body Temperature Is Out of Whack

    訳/STELLA MEDIX Ltd.

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2018/07/170606cold.html
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