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グルテンフリーで、糖尿病のリスクが上がる? 意外な行動6つ
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グルテンフリーで、糖尿病のリスクが上がる? 意外な行動6つ

2018-09-27 09:30
    すこしでも健康について考えている方なら、2型糖尿病にならないための基本ルールはご存知かもしれません。正しい食習慣、身体を動かす、標準体重を保つということ。

    でも、守った方がよさそうなことはほかにもあります。

    まさかと思うような、糖尿病につながりかねない驚きの行動。次にその6つをご紹介します。

    01. 必要がないのにグルテンフリー

    image via Shutterstock

    病気があってどうしても、という場合でなければ、小麦、大麦、ライ麦を食べないようにするべきではないとわかってきています。

    アメリカ心臓協会(AHA)が20万人近い成人を対象におこなった研究によると、普通にグルテンをとっている人は、とらない人より13%も糖尿病になるリスクが低いそう。

    その理由は、グルテンをとらないようにすると、食物繊維が豊富な全粒穀物をとる量が減るからと考えられています。食物繊維は糖尿病のリスクをさげるために大切な成分。「食物繊維が多い食事はインスリン感受性を高めてくれます。さらに炎症をおさえ、血圧やコレステロールもさげてくれます」と糖尿病療養指導士で、登録栄養士のデボラ・マルコフさん。

    穀物を取るなら、全粒タイプに。全粒穀物は、精製された穀物よりも食物繊維が多く、栄養たっぷり。

    02. ひとりで過ごす時間が長すぎる

    image via Shutterstock

    確かに快適かもしれません。カウチでくつろいでネットフリックスのドラマに浸り、誰かと話すこともない。いつも、でなければよいのですが。

    研究によると、社会的に孤立していると2型糖尿病のリスクが高くなるとわかってきたのです(認知症のリスクもアップ)。

    事実、『BMCパブリック・ヘルス』誌に報告された新しい研究でそんな結果が出ています。40歳から75歳の女性で社会的な活動に参加していない人は、強い社会的なネットワークを持つ人よりも、糖尿病になる確率が112%高かったのです。専門家の間でも、こうした関連は十分に理解されていません。

    しかし、家族や友だちと離れている人は、うつになりやすいと知られています。さらに、「うつ症状のある人は、糖尿病になりやすいのです」と、アリゾナ州フェニックスにあるバナー(アリゾナ)大学医療センターの内分泌科医、サティヤ・ジョティナガラムさん。

    友だちに電話して、お茶をするか映画でも見にいく計画を立ててはいかがでしょうか。

    03. コーヒーを断っている

    image via Shutterstock

    朝のコーヒーで気分がよくなるのにはたくさんの理由がありますが、これを知ればもっとよくなるかも。

    ハーバード大学の研究によると、4年間、毎日のむコーヒーを1杯以上へらした場合、へらさなかった人よりも糖尿病になる確率が17%もあがってしまいました。さらに、コーヒーをふやした人は、糖尿病のリスクが11%さがったのです(カフェインを含むコーヒーの場合のみ)。

    このコーヒーの健康を守る効果について、専門家もその仕組みをつきとめられていませんが、血糖値の安定がカギをにぎっているようです。ただし、「砂糖などの甘味料を使うと、せっかくの効能が台無しに」(マルコフさん)。ブラックはちょっと、という人は、かわりにステビアを入れてみて。

    04. マウスウォッシュを使っている

    image via Shutterstock

    おかしな話ですが、これは本当だと考えられているのです。アラバマ大学の研究によると、口のマウスウォッシュを毎日2回する人は、一度もしない人に比べて、3年間に糖尿病と診断される確率が55%高かったのです。

    このつながりを理解するには、もっと多くの研究が必要になりそうです。でも、マウスウォッシュは口の中の細菌をやっつけるはたらきをします──悪い細菌はもちろん、良い細菌もです。このよい細菌のなかには、血糖値の調節を助けているものもあるのではないかと考えられています。「それを殺してしまうので、血糖値に影響が出るのでは」とジョティナガラムさん。

    もっとも歯や歯ぐきを清潔に保つことは全身の健康にとっても大切。ですから、口のマウスウォッシュの習慣がある人は、歯科医に相談をしてはいかがでしょう。よい点と悪い点を考えて、どうすべきか判断する手助けをしてくれるはず。

    05. 塩分のとりすぎ

    image via Shutterstock

    塩分をとりすぎると、体重オーバーや高血圧になりやすくなります。ふたつとも糖尿病につながる要素。

    でも、それだけではありません。スウェーデンの研究によると、塩のつかいすぎはインスリンのはたらきそのものに影響するとか。実際、塩分を1000 mg余計にとった人は、糖尿病のリスクが43%増加。

    安全ラインは? 厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、日本人の目標は、男性は8.0g未満、女性は7.0g未満。アメリカ心臓協会(AHA)がすすめるのは、1日に2300 mg以下。1500 mg以下ならもっとよいそう。塩分のとりすぎには要注意です。

    06. スタチン薬を服用

    image via Shutterstock

    スタチン薬はコレステロールをおさえる大切な薬として知られています。

    でも、過去の13件の研究(参加者合計9万人以上)を分析した2010年の研究によれば、スタチン薬を服用していると、2型糖尿病のリスクが少し高くなるとわかったのです。さらに、2017年に報告されたもっと最近の研究でも、スタチン薬で糖尿病のリスクが36%もアップするという結果がでてきました。

    この関連性も、まだ完全には解明されていません。でも、コレステロールが高いと、糖尿病になりやくなりますから、スタチン薬を服用している人は、そもそも糖尿病になりやすい状態という関係も考えられます。

    それでも、コレステロール値をなんとかする必要があると医師に言われたら、ほかの方法も検討してみるとよいかもしれません。「正しい食事、運動、禁煙など、ライフスタイルを変える方が、一部の人にはよりよい方法かもしれません」(ジョティナガラムさん)。

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    訳/STELLA MEDIX Ltd.

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