お金に対する考え方は、その人の生き方とリンクしてくるものです。お金の価値観は人それぞれです。この違いやズレは、友人や恋人ならば笑って許せるかもしれませんが、結婚相手となればそうはいきません。

Aさんという女性は大恋愛の末に結婚しました。あるとき大きな災害が起こり、彼女は自分のお金から5万円を被災地に寄付したのです。

すると夫は「なんで5万円も寄付をするんだ。せいぜい1000円くらいでいいだろう」。夫には彼女の行為が理解できなかったのです。一年後、Aさんは結婚生活を終わらせました。

これは、どちらが悪いということではありません。生き方が違っていただけなのです。お金の使い方は、まさに生き方なのです。

曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。 【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)

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