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私たちは赤ん坊のときから、さまざまな人のおかげで成長することができました。両親の愛情のおかげで一人前に成長することができたわけです。その両親への恩を忘れることは、すなわち生きることへの感謝を忘れることなのです。
仏教の経典には次のような一文があります。 「人の人たる道は恩を知り、恩に報いることである」
人間が人間らしく生きるということは、これまでに受けてきた恩に報いてこそである、と言う意味です。それができない「恩知らず」は人間の道ではないということです。
人生で道に迷ったり、立ちすくんで前に進むことができなくなったとき、そんなときにこそ、両親に会いに行くことです。
曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。
【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)
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