ハーバードメディカルスクールのサンジブ・チョプラ教授による『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)から毎日ひとつずつ、健康の素朴な疑問をご紹介します。 image via Shutterstock

A.ウソ。

ピーナッツは約30%がタンパク質で、カリウムとビタミンB群を豊富に含むため、エクササイズ中の筋痙攣を防ぐのにとくに有効だ。しかしピーナッツについては注意点がひとつある。こうした健康効果のすべては、ピーナッツバターを食べても得られないことが多いのだ。

『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より

残念ながら、筋けいれんを防ぐ効果があるのはピーナッツのみ

ピーナッツバターは1890年にセントルイスの医師によって、歯の悪い患者のためのおやつとして開発されました。チョプラ教授によると、ピーナッツバターはピーナッツの有益な栄養素をすべて含み、看護師健康調査ではピーナッツと同等の心臓疾患リスク低減効果が認められているそう。健康パワーのある食品としては、かなり優秀であることは事実です。

しかし問題は、メーカーが余分な脂肪やナトリウム、糖分を加え、賞味期限を延ばし鮮度を保つために、トランス脂肪酸まで添加していることだとチョプラ教授は指摘します。ピーナッツの恩恵を得るためには、そのまま粒で食すか、ピーナッツだけで作った自然食品といえるピーナッツバターをぜひ選んでください。

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ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)

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