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体重を減らそうとしているあなた。そんなときにネガティブな気持ちでいるのは、ちっともよいことではありません。

いちばんつらい時期でさえもやる気を失わずにいられるような言葉を、ヘルスケアの専門家に教えてもらいました。

「私の価値を決めるのは体重じゃない」ほか前編13本は、こちらの記事で。

1. 自分の気持ちに集中する

毎朝身体をチェックするときは、体重計の決まった数値に一喜一憂するのではなく、余分な体重が落ちたらどんな気持ちになるのかを具体的に想像しましょう。

「外発的動機よりも、内発的動機のほうが効果を発揮します。他人を喜ばせたり、服をぴったり着られるようにするために、体重を何キロ落としたいかではなく、体重が落ちたらどんなにいい気分になるのかを考えることで、さらなる成功に向けてやる気が出るだけでなく、正しい理由のためにがんばれるようになる」と、フィットネスアプリ「Trainiac」のパーソナル・トレーナーで、ACE認定ヘルスコーチのマッケンジー・バンタさん。

新しいシェイプアップの目標に向けてスタートする前に、自分が抱えるストレスのレベルや睡眠時間、体の健康や社会的・精神的な問題について考えるのも賢い方法です。

「そうすることでダイエットを成功させるには、どこを変えたらいいのかを把握するのに役に立ちますよ」と栄養士ラニア・バテイナーさん。

2. 私には目標を達成するだけの強さがある

最後に映画を観て泣いたのはいつだか覚えていますか? あるいはジェットコースターに乗ってお腹がひっくり返るのを感じたのは?

脳は、想像とリアルを区別するのが得意ではありません。したがって、賢く伝えることを選ぶ必要があります。そう話すのは、パシフィック・カレッジ・オブ・オリエンタル・メディシンのオンライン教育学部長リーナ・S・グプタ医師です。

前向きな格言にはとても重要な意味があります。潜在意識は、リラックスしている最中に、役に立ちメリットのある忠告に対してもっとも開かれるのです」とグプタ医師。

朝、目が覚めたらすぐに、ネガティブな考えや習慣が浮かぶよりも先に、この力強い名言を繰り返し唱えましょう。

3. 大切なのは、堅実であること

「私がトレーニングをしている人に伝えている名言は、“あなたは、普段の行動を行うことで毎日すばらしい成果を成し遂げている”という言葉です」と教えてくれたのは、フロリダ州のACE認定行動変化スペシャリストで、パーソナル・トレーナーのジャスティン・シードマンさん。

タンザニアにも似たようなことわざがあります。「少しずつ、少しずつ、その少しがたくさんになる」。どの言葉も、体重を落とすに行きづまったとき、気持ちを正しく保つのを助けてくれます。

短距離走ではなく、長距離走をしていることを忘れないで。劇的に体重を落とすようなことをしても、それは長続きしません」とジョージア州の看護実践博士、クリスティン・オージャさん。

4. 私は反応ではなく、対応する

その長距離走の最中に、問題が起きることも。「問題に対応する(to respond)というのは、自分がしたいことを自分で決めるということ。自分のやりたいことを計画するのと同じです。問題に反応すること(to react)は瞬間的なもので、あとで後悔するようなことをやってしまうかも。たとえば、後先考えずに食べすぎてしまう、とか」とバテイナーさん。

特に自分が非難されているような気がしたり、ストレスやフラストレーションを感じたりしている場合、反応することは気持ちをすぐに“修復”する方法のように思えますが、対応するようにしたほうがいいのです。なぜなら、対応には考えがともなうから。

何が自分の感情をコントロールするのを助けてくれるのか、考えてみましょう。

5. 惰性で進むときと、大きく羽ばたくときを知る

ダイエットとエクササイズは、ダイエット本のように100%うまくいくとは限りません(それに、そうなるべきでもありません)。

「健康的な食事の仕方をうまく理解していれば、忙しいときやストレスが多いとき、休日の間、レストランやパーティに行ったとき、といった状況でも惰性で楽に進むことができます」と話すのは、フロリダ州の認定管理栄養士、スザンヌ・フィッシャーさん。

「なにもかも完璧にうまくいっているときが来たら、そのときは健康的なライフスタイルを新しく取り入れて大きく羽ばたくことができます。その秘訣は、惰性で進むのは最小限にして、最大限がんばること。そうすれば、称賛するに値するような結果になるでしょう」

6. 決断、実行、成功

シードマンさんはこの言葉をBeach Bodyというホーム・フィットネスのプログラムをつくっている会社から得ました。

「この名言は、“理由”を見つけて、自分が到達したい場所を視覚化し、行動を起こすのに十分な勇気を得るという考え方を強化してくれるもの」とシードマンさん。

7. モチベーションよりもすばらしいのは自分を律すること

モチベーションがあるのはいいこと、でももっとよいのが自分を律すること、とシードマンさん。なぜならやる気は気分に左右されがちだから。

「いっぽうで自分を律することは、生き方です。自分自身の中に深く根付いたもの。しばしば忘れがちなのは、モチベーションというのは、実際のきっかけというよりも、心の支えになってしまうということ。やる気を出させてくれる何かに依存したり、やる気だけを根拠に行動したりすることは、健康やエクササイズに関して言えば、長続きするライフスタイルではないんです」とシードマンさん。

これを説明するにあたって、シードマンさんはプロのアスリートの例を挙げています。最大のパフォーマンスを達成するために、アスリートはモチベーションを得ることと自分を律することの両方を行っています。やる気が出るのは、家族のおかげかもしれませんが、毎朝5時にジムに向かうのは自分を律する行為からです。

「私たちはみな、何があろうと、たとえ休日であってもスケジュールにエクササイズの予定を入れる方法を見つけている人を少なくとも一人は知っています。このタイプの人が、自分を律する人。先の目標に視点を定めて、自分を律する人になりましょう」

8. すべてのダイエットが賢いダイエットとは限らない

急激な減量ダイエットは体重を維持するのが難しいだけでなく、体重が上下する不健康な悪循環につながってしまいます。さらに悪いことに一時の流行や薬などは、まさに危険なことになりかねない、とハイマンさんは指摘しています。

健康的な減量は、1週間に450〜900g程度。ゆっくりした比率で体重が落ちながら体内の“設定体重”に近づいていけば、健康的な食事や運動を通じて目標体重にいったん到達できたとき、その数値を維持しやすくなります」(バンタさん)

9. また増えてしまうよりは、キープするほうがいいに決まってる

変わらない状態をキープすることは、後退するよりもよっぽどマシです。

一時的に停滞するのはふつうのことだし、しばらく体重が落ちていたならそれは予想されること。食事の仕方や行動を変えるときだという印にすぎません」(認定栄養士ミシェル・ハイマンさん)

10. 理論的な生活が本当の生活になりうる

「そう、これって理論的にはうまくいくのでは?」なんて、言ったり考えたりしたことはありませんか? そうした理論というのはあなたの行動かもしれないし、その行動は夢を現実にしてくれるものかもしれません。

自分にも変えられそうなことに気づいたら、それに向かって取り組みましょう。1週間に2回食品の買い物に行き、1週間に2日ワークアウトをすることだって可能です。熟考することで行動につながる心の準備ができるのです」(バテイナーさん)

11. 私は十分やっている

「健康的なライフスタイルとワークアウトのプログラムを通じて、自分の身体をケアしたいと思うくらい十分に、自分のことを好きにならなくてはいけません」とオージャさん。

どこからスタートしているにせよ、あるいは目標体重がどんなに遠くても、前向きで楽観的な態度でいれば、ダイエット成功への道を歩むことができるでしょう。

12. ベストをつくしたら、あとは忘れる

最善の努力があなたにできる最良のこと。「間違った期待をすると、ガッカリするだけ」とオージャさん。

「バランスを見つけて、ダイエット中にもソーシャルライフを維持することは大切。私は自分の患者に対しても、いまの状況でできるだけ健康的なチョイスをすればいいといつも励ましていますよ」

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Karla Walsh/25 Weight Loss Quotes to Help You Stay Positive Throughout Your Slim-Down Journey
訳/Maya A. Kishida

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