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胃腸を傷つける生活習慣は、食べ過ぎ・飲み過ぎだけではありません。日本人に多い消化管のがんを防ぐためにも、胃腸のケアは重要。予防医学医の奥田昌子さんが教える「胃腸を最速で強くする方法」を、毎日ひとつずつご紹介します。 images via shutterstock
受験や就職など、誰もがストレスを感じざるを得ない状況でも、胃腸の不快感に悩まされる人と悩まされない人がいます。この差はどこから生まれるのでしょうか?
そのひとつと考えられるのが、遺伝の影響。ストレスを受けたときに体内で起きる反応の強さや進み方には、遺伝にもとづく個人差があるようです。
ある実験では二卵性の双子と、遺伝子が完全に同じ一卵性の双子を比較。双子の一方が過敏性腸症候群を発症した場合、もう一方が同じ病気を発症する確率は、一卵性双生児のほうが2倍高かったといいます。
ただし一卵性双生児であっても、もう一方の双子が過敏性腸症候群になる確率は約14%でした。発症に遺伝が与える影響は、それほど大きくないと捉えることもできそうですね。
傾向として、もともと体のなかでウィークポイントだったところや、生活習慣のせいで負担がかかりがちな場所は、ストレスが重なると不調を起こしやすいと考えられています。1度自分の生活習慣を見直してみると、病気を未然に防ぐことができるかもしれません。
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「胃痛の原因はストレス」「ヨーグルトで便秘が治る」――そんな誤解をしていませんか? 人間の体は巨大な一本の管=消化管でできているのに、私たちは驚くほどその実態を知りません。本書では強い消化管をつくるために欠かせない食事や生活習慣を、日本人の体質を研究する予防医学医の奥田昌子さんが解説。なぜ日本人は「胃腸が弱い」のか、その秘密を紐解きます。
RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/05/189570stomach_11.html