• このエントリーをはてなブックマークに追加
夏バテ解消に「ウナギ」は効く?
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

夏バテ解消に「ウナギ」は効く?

2019-05-26 20:00
    胃腸を傷つける生活習慣は、食べ過ぎ・飲み過ぎだけではありません。日本人に多い消化管のがんを防ぐためにも、胃腸のケアは重要。予防医学医の奥田昌子さんが教える「胃腸を最速で強くする方法」を、毎日ひとつずつご紹介します。 images via shutterstock

    「朝から体が重くて食欲がないし、冷たい飲み物ばかりほしくなる。これは完全に夏バテ! ウナギか焼き肉でも食べたら元気が出るかな?」

    夏になると交わされるこんな会話。でも残念ながら、カロリーの高いものを食べても夏バテは解消できません。なぜなら夏バテの原因は暑さによる食欲低下ではなく、おもに屋外と屋内の温度差による自律神経の乱れだからです。

    自律神経の乱れというとストレスを思い浮かべますが、気温の変動も立派なストレス。冷房で体が冷えると体温を保つために交感神経が働いて、血管をぎゅっと収縮させます。外から冷えた室内に入るたびにエネルギーを消耗し、やがて自律神経のバランスがガタガタに。全身がだるくなり、消化管の働きも悪くなってしまいます

    そもそも夏の食欲低下は問題ないことが多いもの。冬場は体温を維持するためにエネルギーを燃やす必要がありますが、夏はその必要がないため、食欲が自然に下がるようにできているからです。

    夏バテしたときに大事なのは、部屋の中と外の温度差を小さくすること。扇風機をうまく使って冷房を弱くし、水分をしっかり摂取しましょう。

    食欲がなければ無理に食べなくてもかまいません。ただし体に蓄積できないビタミンとミネラルだけは意識して摂るようにしてください。

    30日間の「胃腸を強くする方法」をもっと見る

    ストレスが胃腸に出る。出ない人との違いは何?

    ストレスで胃もたれと下痢は、本当なのか?

    胃腸を最速で強くする 体内の管から考える日本人の健康 (幻冬舎新書)

    842円

    購入する

    胃腸を最速で強くする 体内の管から考える日本人の健康」(幻冬舎新書)

    「胃痛の原因はストレス」「ヨーグルトで便秘が治る」――そんな誤解をしていませんか? 人間の体は巨大な一本の管=消化管でできているのに、私たちは驚くほどその実態を知りません。本書では強い消化管をつくるために欠かせない食事や生活習慣を、日本人の体質を研究する予防医学医の奥田昌子さんが解説。なぜ日本人は「胃腸が弱い」のか、その秘密を紐解きます。

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/05/190489stomach_26.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。