「感謝の日記」をつけるのは、いわゆる幸せになるためのメソッド的なものではありません。Greater Good Science Centerのレポート(PDF)でも示しているように、科学的に立証された精神的・情緒的・身体的な健康をも向上させる方法です。
一方、身につけるのが大変な習慣であり、ひとりでやっていると馬鹿みたいな気分にもなります。
「感謝を伝え合う」だけで、お互いの健康が向上する
images via shutterstock配偶者や恋人と暮らしている人は、ブロガーRaemonさんのやり方を試してみてください。1日の終わりに、パートナー(もしくは他の家族)と、その日あった楽しかったことや、感謝していることを、それぞれが3つ話します。
それをするだけで、少し幸せになります。最初は、無理やりこの儀式をやっているような気になるかもしれません(よくないことがあった日は特に)。そんなときは、最初に嫌なことや不満を言ってもいいのです。
しかし、寝る前の儀式として不満を言っていると、おそらくあなたとパートナーは互いの不満を共有することになります。なので、感謝も必要。感謝することは、どのようなレベルでもいいのです。本当にどんな些細なことでもいい、とRaemonは言っています。
コーヒーカップに陽の光がキラキラと輝いているのが素敵だったとか、そんなことかもしれません。そのお陰で、保険会社にひどい目に遭わされたり、親友を怒らせたり、上司にクビにされたりすることが、なくなるわけではないかもしれません。
大抵の嫌なことは打ち消すことができます。
遠く離れた友人や家族とやるのも効果的
images via shutterstockパートナーや家族と暮らしていない人は、仲のいい友だちと一緒にこの儀式をするもよし。もっと頻繁に話したいと思っている、遠くに住んでいる友だちがいる場合は、これは特に役に立ちます。
Raemonさん曰く、「日記をつけたり、毎日瞑想したりするよりも、会話の方が習慣にするのに楽」だそう。さらに「これは社会的習慣だ」とも言っています。
それに、その習慣をすることを思い出す人が、自分以外にもう一人いるのも心強いのです(私の妻はすぐにこの習慣に慣れ、いつも始めようと言いだします)。
夕食を食べるとか、歯磨きをするとか、夜にいつもすることと一緒にこれも行ないましょう。1日の終わりのいつもの会話の後でやると、「感謝の話」をしている間に話が脱線する可能性も低いです。
妻と私は、「おやすみ」と言う前や、就寝前の本を読む前に、互いに交わす最後の言葉として、ベッドの中で「感謝の話」をするのが好きです。
それからeBookを読んだり、Twitterを眺めたりしてもいいでしょう。よくない習慣があっても、いい習慣を築くことはできます。
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