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専門家が伝授。すぐわかる! 股関節ゆがみチェック
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専門家が伝授。すぐわかる! 股関節ゆがみチェック

2019-11-12 20:00
    やせやすく代謝のよい体になりたい。あちこちの体の痛みをなんとかしたい……。そう願うなら、まず整えるべきは「股関節」かもしれません。

    股関節痛に悩むマイロハス編集長Yと、生まれつき股関節が硬い編集Tが訪れたのは、ボディメイクのカリスマとして知られる南雅子先生のサロン。

    日本で初めてエステに整体やカイロプラクティックを取り入れ、これまで12万人の体型を改善してきた南先生に、体を整える「股関節メソッド」の基本を教えていただきました。

    股関節のゆがみが「不調のある体」をつくる

    編集T :

    南先生、今日は「股関節の整え方」を知りたくてうかがいました。私はとにかく股関節が硬くて、開脚がまったくできないんです。

    股関節が柔らかいほうが、体の調子や動きもよくなるんでしょうか?

    南先生 :

    柔らかいというより、股関節が正しい位置にあることが重要です。人間の体は上半身と下半身に分かれていて、全身のバランスを支えているのが股関節。

    いわば体の要であり、美容と健康のすべてを司どる重要なパーツです。それなのに、運動量が少なく、座る時間の長い現代人の体は想像以上に股関節が歪んでいます。

    これが「関節痛になる可能性のある、代謝の悪いさまざまな不調のある体」の原因になっているんです。

    腰痛や太りやすさも「股関節のゆがみ」から

    編集長Y :

    私は腰痛や股関節痛があるのですが、それも股関節のゆがみからきているのでしょうか?

    南先生 :

    その可能性は高いですね。股関節が歪むと、その上にある上半身の骨盤、背骨、頭、顔、肩、腕の骨や筋肉が動き、ズレやねじれがおこり歪んだりします。

    さらに、股関節から上が歪むと脚のO脚、XO脚、X脚などの脚の曲がりに連動して、全身の代謝が悪くなり、関節が詰まってリンパの流れが悪くなります。

    筋肉も硬くなるし、セルライトが増えて太りやすくなり、冷えも悪化してしまいます。

    0_0031 :

    そんなに色々な不調と関係しているんですね!

    南先生 :

    そうなんです。でも、がっかりしないで。股関節のゆがみは何歳からでも治せます。筋肉をうまく誘導して関節を正せば、股関節は正しい位置に戻り、血行やリンパの流れ、神経伝達もよくなります

    全身のホルモンバランスも整って、健康で美しい肌、髪、頭身バランスのいい体ができあがります。
    運動効率もよくなるので、筋肉も増え、やせ体質になるのでダイエットも成功しやすくなりますよ。

    「股関節ゆがみタイプ」をチェック!

    Check1.目をつぶって50歩歩き

    南先生 :

    股関節のゆがみかたをセルフチェックする方法を教えましょう。まずは「目をつぶって50歩歩き」

    床にテープなどで十字の印をつけて、その中心に立ってみて。

    編集T :

    こんな感じですか?

    南先生 :

    はい。そこで、目をつぶって声を出しながら50歩、そのままの位置で足踏みしてください。

    編集T :

    1、2、3……50歩。(目を開ける)うわあ、ものすごくズレていますね!

    南先生 :

    あなたは右斜め前方の方向にずれているから、左利き脚のタイプね。

    <股関節のゆがみチェックの結果>

    A【前方】前かがみタイプ
    首が前に出て、上半身が前かがみになり、かなり猫背になっている。歩くときに肩や腰に力が入りがちなので注意。

    B【右斜め前方】前かがみ+左利き脚タイプ
    左脚に力が入りやすく、体全体が前のめりで、かつ体が右に傾いている。歩くときは左脚から前に出ることがほとんどなので、右脚から歩き始めることを意識してみて。

    C【左斜め前方】前かがみ+右利き脚タイプ
    右脚に力が入りやすく、骨盤の左右の高さが違う。体が左に傾いている。右脚の負担が重いので、体の左側を意識的に使って。

    D【後方】うしろ反りタイプ
    背中のSカーブの反り返りがひどいタイプ。ひざ裏の筋肉が弱く、ひざを曲げながら歩くクセがある。あごが上がりがちなので、あごを下げるように意識してみて。

    Check2. 片脚立ちひざ振り

    南先生 :

    もうひとつの方法は「片脚立ちひざ振り」。
    片脚で立って、浮いているほうの脚のひざから下を振ってみましょう。片脚が終わったら、反対側も同じようにしてみて。

    編集T :

    片脚で立って、もう片方のひざ下を前後に振ると体がぐらぐらしてしまいます。体がぐらぐらして、上手にブラブラできません……。

    南先生 :

    ぐらぐらするのは体幹軸や、脚の筋肉(脚力)が弱いから。
    左右両方の脚でやってみて、揺れが大きいほうが、あなたのウィークポイント。より重点的に鍛える必要があります。

    「目をつぶって50歩歩き」で足の位置のズレが大きかったり、「片脚立ちひざ振り」でぐらぐら度が大きかったなら、股関節がかなり歪んでいる証拠だと南先生。

    後編では、股関節を歪ませないために「今すぐやめたいこと」や、股関節を整える簡単エクササイズなどをお届けします。

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    南 雅子先生
    美容家。エステティシャンとして20年活躍後、平成2年、整体、カイロの資格を取得し、日本で初めてエステに整体カイロを取り入れ「整体エステGAIA」主宰となる。整体、カイロ技術を取り入れたオリジナルプログラムによる骨盤矯正、脚(XO脚)矯正、ボディバランス改善の専門家として多数のメディアで活躍。『死ぬまで歩くには股関節を鍛えなさい』(SBクリエイティブ社)『体は骨格から変わる!股関節1分ダイエット』(青春出版社)新刊等、多くの著書がある。

    撮影/中山実華

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/11/202197sp_adjustment_hipjoint01.html
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