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マラソンやゴルフ、立ちっぱなしでも疲れない! 「はじめてのテーピング」
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マラソンやゴルフ、立ちっぱなしでも疲れない! 「はじめてのテーピング」

2019-11-18 20:00

    第1回 疲れや痛みを予防できる「はじめてのテーピング」

    つねに最高のパフォーマンスを求められるアスリートやアーティスト。スポーツトレーナーで鍼灸師であるSPCT代表の上杉徹さんは、彼らの身体の不調や違和感の原因を瞬時に突きとめ、改善に導いています。

    そんな身体メンテナンスのエキスパート上杉さんに、「自分で」「簡単に」できる、セルフメンテナンス法を教えていただく5回シリーズがスタート。第1回は、運動する前に貼っておくと、疲れや痛みを予防できる「キネシオテープ」を使った「はじめてのテーピング」をご紹介します。

    リンパが流れて、コンディションが整えられる!

    テーピングといえば、「ケガしたところをサポートするために、プロのトレーナーに貼ってもらうもの」と思っている人が多いのではないでしょうか。でも、ケガや疲れの予防や応急処置であれば、専門的な知識のない私たちが貼っても、十分効果が期待できるのだとか。

    そもそも、上杉さんがおすすめする「キネシオテープ」とは、どのようなものなのでしょうか?

    上杉隆さん :

    キネシオテープは、筋肉の流れに沿って貼ることでリンパ液の流れがよくなり、痛みやコリを改善する伸縮性のあるテープです。
    運動して筋肉が硬くなると、皮膚も動かなくなってリンパの流れが悪くなる。テープを貼っておくと、動くたびに皮膚もつられて動くので、リンパが流れ、コンディションが整えられていく、というわけです」(上杉さん、以下同)

    自身も、マラソンやサッカーをする前には、痛めやすい箇所や疲れる部位にキネシオテープを貼っておくという上杉さん。ふだん運動をしない人が山登りやマラソン、ゴルフなどをしたあとに、痛みや疲れで苦しまないためにはどのように貼ればいいのか?

    さっそくご指南いただきましょう。

    01.ヒザ ぐるっとひと巻きするだけで、半月板とじん帯を補強

    上杉さん :

    運動して痛めやすいのは、なんといってもヒザの半月板(軟骨)とじん帯です。筋肉は鍛えると強くなっていきますが、軟骨とじん帯は使えば使うほどすり減るだけ
    いつも運動したあとにヒザが痛くなる人は、事前にキネシオテープを巻いておくことをおすすめしています」

    ヒザの軟骨と外側と内側のじん帯を補強するには、ひざの周りをキネシオテープでぐるっとひと巻き

    ヒザを曲げ、つま先と同じ向きにそろえてから、肌に沿わせて貼っていきます。伸縮性のあるテープですが、貼るときは決して引っぱらないように。

    02.足の裏 かかとからつま先に向けて貼れば、疲れが軽減できる

    上杉さん :

    「登山やマラソンだけでなく、立ちっぱなしの人にも効果的なのが、足の裏のテーピングです。1枚貼っておくだけで、1日を終えたときの疲れ方が全然違います

    足の裏を伸ばした状態で、縦に1枚テープを貼るだけかかとからつま先に向けて、土踏まずにも沿わせて貼りましょう。テープを引っぱって貼るとストレスがかかってしまうので逆効果、絶対にNGです。

    ご紹介したヒザや足裏のほか、肩こりが激しいときにも効果的なキネシオテープ。伸縮性があり、粘着力の強いテープだけに、うまく使うにはコツがあります。

    「キネシオテープ」を使うときの注意点

    01.テープを引っぱって貼っちゃダメ!
    筋肉を伸ばした状態で、テープは引っぱらずに貼ること。筋肉を縮めたときに、テープにしわができるくらいが目安です。テープがしわをつくり皮膚を引っぱることで、リンパの流れをよくします。

    02.端からめくっちゃダメ!
    端からめくるとテープ同士がくっついてしまいます。真ん中だけをはがして身体に貼り、そのあとで両端をめくるようにすれば、自分でもきれいに貼れます。

    03.お風呂に入る前にはがしちゃダメ!
    乾燥した状態でテープをはがすと、肌に大きな負担がかかりカブレの原因に。テープを貼ったままお風呂に入り、濡れた状態ではがすと、肌への負担が軽減されます。

    真ん中からはがしていくのがポイント。 テープの角を切りとって丸くしておくと、はがれにくくなります。

    たった1枚貼るだけで驚くほど楽になるテーピング術。「こんなにゆるゆるで、ほんとに効くの?」と思うあなた。ぜひ一度、試してみてください!

    上杉徹(うえすぎ・とおる)さん
    スポーツトレーナー、鍼灸師。医療国家資格(鍼灸師 柔道整復師 理学療法師)を持ったスポーツトレーナー集団「SPCT(スぺクト)」代表。JUJUやAK69など、アーティストのツアーにトレーナーとして全国を帯同する一方、世の中に健康とスポーツヘルス・メンタル作り・予防学を発信すべく、企業や団体とパートナーシップを組み、社会貢献活動を行うなど新たな試みにもチャレンジしている。

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    撮影/高村瑞穂、モデル/村上加世 (SPCT/ハワイアントレーナー 鍼灸師)、 image via Shutterstock

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/11/202453_sp_adjustment_taping.html
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