コンディショニングを日常生活に取り入れると、体の不調を改善でき、健やかな毎日が実現します。そこで、今回は『ゆる〜いコンディショニング』が大好評の有川譲二さんの書籍から、腰の痛みや不調を整えるコンディショニングをご紹介します。

世界一ゆる~い! 解剖学的コンディショニング

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腰の痛み、不調を整える

下記のような腰の悩みを持つ人は、腰の痛みや不調に関係している筋肉が硬くなって伸縮しづらい状態になっている可能性が大。

こんな人は要チェック

猫背や反り腰 腰を伸ばすと痛い 前かがみになると腰が痛い 腰がつねに重だるい 腰をねじると背中や脇腹が張る

腰周辺を構成しているおもな筋肉は、内腹斜筋、外腹斜筋、腰方形筋、脊柱起立筋など。ここでは、脊柱起立筋のコンディショニングを紹介します。

1.腰の状態を確認

腰を前後左右に傾けたり、ひねったりします。動きの硬さや腰に不快な感覚がないかを確認します。

腰の状態を確認

腰がスムーズに倒れない 腰が痛い、ハリがある 腰がスムーズに回らない 動きに左右差がある

2.脊柱起立筋をイメージ

腰から背骨にかけてついている棘筋・最長筋・腸肋筋の集まりの総称。背中を支える大切な存在。背伸びなどをするときに活躍します。

脊柱起立筋について

どんな筋肉?:腰から頭にかけて、背中を覆うようについているたくさんの筋肉
どの骨についている?:骨盤、背骨、肋骨、頭蓋骨についている
おもな働きは?:背中を伸ばしたり、左右に倒したり、ひねったりする

筋肉トラブルメモ

脊柱起立筋にトラブルがあると、腰や背中の動きが硬くなったり、腰周辺に不快な症状が出やすくなります。腰や背中が丸まった、姿勢の悪い人は要注意。

3.脊柱起立筋をゆるめる

【さわる】
腰から背中の筋肉を背骨に集めるように、親指で押さえます。

【動かす】
親指で筋肉を押さえたまま、痛みがない範囲で腰を左右にひねったり、倒したりします。

脊柱起立筋は大きな筋肉なので、指の位置を少しずらしながら、何カ所かに分けてコンディショニングしてみましょう。

最後に、脱力+深呼吸を3回行いましょう。腰や背中がポカポカしたり、血液が流れる感覚を味わいます。

4.腰の変化を再確認

1.と同じように腰を動かして、硬さや不快な感覚がどう変化したかを比べましょう。動きや不快感が1.よりも軽くなっているなら、脊柱起立筋が凝っていた可能性あり。

立ち姿勢や座り姿勢が多い人は、この筋肉が凝りやすいです。1日3回を目安にコンディショニングしましょう。

腰の変化をチェック

腰の動きはスムーズになった? 腰の痛み、ハリは軽くなった? 動きの左右差は少なくなった?

3大不調とも言える肩、背中、腰のコンディショニング。特別な道具も必要ありませんし、気になったときにすぐにできるところもうれしいメソッドです。快適な毎日を過ごすためにも、ぜひお試しを!

世界一ゆる〜い! 解剖学的コンディショニング』(主婦と生活社)

筋肉をさわったり、動かしたりするだけで体の不調を整える方法が満載。簡単にできるメソッドはもちろん、道具を使わない点もうれしいところ。いつでもどこでもできるため、不調を感じたら即実践できます。理学療法士でありながらイラストレーターでもある著者の有川譲二さんによる「解剖学的」に体の中を見える化した解説で、日頃の不調を改善!

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RSS情報:https://www.mylohas.net/2019/11/203030_sp_adjustment_arikawamethod03.html