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健康と地球の明るい未来を願いたくなる、アルコール成分配合のスプレー&ケア剤
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健康と地球の明るい未来を願いたくなる、アルコール成分配合のスプレー&ケア剤

2020-11-09 06:00
    わたしたちの心地よい暮らしに役立つもの。わたしたちが暮らすうえで積極的に選びたい、社会や環境に優しい商品。みんなにとって気持ちがいいアイテムやサービスを、編集部がピックアップ。

    今回は、持ち歩くことが当たり前になりつつある、ニューノーマル・アイテム、アルコール成分配合のスプレーたち。

    メーカー各社から自信作が続々と発表されている手指消毒剤

    新型コロナウイルスの感染予防策のひとつであるハンドサニタイザー(手の消毒剤)の売り上げが、前年比を大きく上回っているであろうことは想像に難くありません。実際、日本国内だけでも手指消毒剤の販売金額は前年同月比789.9% (※1) 、世界のマーケットにおいても前年比600%以上の成長率 (※2) だそう。

    メーカー各社から自信作の発売が続いていて、消費サイドとしてはうれしい限り。なかでも、狙うべきはどれなのか。編集部がアルコール成分配合の名ケア剤3品を厳選しました。

    構想に複数年。有機米を使った「ファーメンステーション」の期待作

    まずご紹介するのは「FERMENSTATION(ファーメンステーション)」。原材料のうち71%が有機栽培原料、残り29%が水と、100%天然由来原料で構成される珍しいアイテムです。

    時間をかけ、アルコール濃度や香りなどの検証を重ねて生まれたオーガニックエタノールを用いた「ファーメンステーションオーガニック認証ハンドスプレー」50ml 2,530円(税込)。ボトルには再生PETを採用するなど、とことんサスティナブル。無香料タイプは日本酒に似た米の香りがふわり。

    使用されるエタノールは、岩手県奥州市の有機JAS米から抽出したオーガニックのもの。生産者から、何年に生産された米なのかまでトレースできる同エタノール。その開発は、非常に大変だったそう。

    「すでにオーガニック認証を取得した原料を集めて製品化するのではなく、休耕田の有効活用を模索していた奥州市の農家さんとタッグを組むことから始まりました。前例のないなか課題をクリアしていったのですが、原料となるお米の有機JAS認証を得るまでに2〜3年かかりました」(ファーメンステーション・菅原麻里さん)

    有機農法ゆえ、雑草処理や虫害等があり、低収率なデメリットも。

    「それでも、農薬使用時には見かけなかった生きものが田んぼに現れるようになるなど、生物多様性に貢献できていると思っています」(菅原さん)

    米以外にも、エタノールを製造する工場の建物環境含め、製造工程すべてに厳しい監査チェックが入り、ようやくエコサートコスモスオーガニック認証の取得を実現。国産原料のエタノール商品では類を見ないことなのだとか。

    美容成分として独自発酵原料・米もろみ粕エキスが配合され、アルコール配合ケア剤独特の乾燥感はほとんどなし。環境に優しいだけでなく、使い心地までやわらかです。

    フェアトレードを徹底。香りも楽しめる「ドクターブロナー」

    続いては「DR.BRONNER'S(ドクターブロナー)」の除菌スプレー(※3)。同ブランドがこだわるのは、フェアトレードによる原料調達。その原料を用いることで、世界がよりよい方向へと導くことができるかどうかを基準に調達地を選定するのだそう。

    たとえば人気の「オーガニッククリーンスプレー」では、エクアドルの丘陵地帯にある農家が無農薬有機栽培にて育てたサトウキビから抽出したオーガニックアルコールを採用。フェアトレードで積み立てた基金を地域の開発プロジェクトに寄付しており、250以上の家族のサポートに貢献しています。

    水を除く原材料の95%以上がオーガニックで構成された製品に与えられるUSDAオーガニック認証を取得する「ドクターブロナー オーガニッククリーンスプレー」各59ml 1,078円(税込)。2020年4月に限定発売後、10月に定番商品化されたラベンダー(写真左)に続き、ペパーミント(同右)が登場。空間に用いる人もいるというほどの芳しさ。

    また同アイテムには「アロマスプレーのようにいい香り!!」という感想が多く寄せられているのですが、その香りの素となるオーガニックミント油の原産地・インドの農家サポートも実施。オーガニック認証取得に向け、有機栽培へと切り替えた小規模農家で編成されるプロジェクトを通じて調達しているのだそう。

    身の回りのものの拭き取り除菌(※3)にも使えるスプレー。気持ちまでスッキリさせてくれる透き通った香りなので、いまの時期にはマスクにひと吹きするのもおすすめです。

    やさしい使い心地かつ頼れる存在。アルコール高濃度配合の「シロ」

    かごめ昆布や酒かすなど自然素材にフォーカスする「SHIRO(シロ)」からも、アルコール成分配合製品が発売されています。エタノールの体積あたりの濃度が約65vol%または約80vol%と、濃度別に2種スタンバイ。

    ユズ果皮水などを配合したこだわり処方のケアスプレーは、ウェブサイトへのアクセスが集中する注目アイテム。左から「チャクラーサナ スプレー65」80ml 1,760円、「サボン スプレー80」80ml 1,980円(ともに税込)※ともにオンライン限定販売。

    一般的な消毒用アルコールは、日に何度も使うと、乾燥し、肌荒れなどのトラブルが起こる恐れがあることから、体積あたりの濃度を高めるためにこだわったのが、使い心地だそう。さらにオレンジやクローブ、ゼラニウムなどを配合した精油を用いたチャクラーサナの香りで、リフレッシュ効果も抜群です。

    アルコール成分配合のケア剤は、1日のなかで使用頻度が高い、消耗品。だからこそ、ケア効果への期待値が高いのはもちろん、背景まで魅力的な製品の選択を。シュッと吹きかける瞬間に、自分のよりよい健康と、地球や社会のすてきな未来を願いましょう。

    ※1 「2020年3月度 市販薬市場 薬効別ランキング」より
    ※2 Arizton「Hand Sanitizer Market – Global Outlook and Forecast 2020-2025」より
    ※3すべての菌を除菌するわけではありません

    ファーメンステーション, ドクターブロナー(ネイチャーズウェイ), シロ

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    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2020/11/handcare.html
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