──ライフハッカー[日本版]より転載

睡眠を取ると、身体にエネルギーを充電し、疲労回復し、心臓病や糖尿病などの病気の予防にもなります。

しかし、自分に適した枕を見つけるのは簡単ではありませんよね。

私はこれまで「ついに完璧な枕を見つけた!」と思っては、どれほどお金を使ったことか。

読者の皆さんも、低反発枕や冷却ジェル、固い枕、柔らかい枕、横向きになって寝る人向けの枕など、あらゆるものを試したことがあるかもしれません。

残念ながら、「唯一無二の完璧な枕」はありません。

どの枕もそれぞれ役割が違うので、誰にでも合う万能の枕はありません。しかし、以下にご紹介することを考慮すれば、自分にぴったりの枕が見つかるでしょう。

自分の健康状態を把握する

睡眠の仕方は、副鼻腔の問題からめまいや胸焼けまで、多くの人が抱える数え切れないほどの健康状態に影響を与えます。

睡眠時無呼吸症候群でCPAP装置を使用している場合、使用する枕がマスクに影響を与えて、空気の流れを妨げる可能性があります。

特に、横向きになって寝る人は、特殊なCPAP枕が必要になることが多いそう。自分の健康状態を把握することが、自分にぴったりの枕を見つけるための最初のステップです。

睡眠時に取りがちな姿勢を考慮する

仰向け、横向き、うつぶせなどの睡眠時の姿勢の習慣によって、身体のどこをどのようにささえる枕が必要か違ってきます。

Spaulding Rehabilitation Hospitalの理学療法士であるMatthew O’Rourkeさんは、Harvard Healthに次のように語っています。

背骨が比較的まっすぐになるようにしてください。しかし、人によって適した姿勢はちょっと異なります。

Spine-Healthは、どのような枕が背中を適切に支えるかについて有益な説明を掲載しています。その中で、知っておいた方が良いことの概要を以下にまとめてみました。

横向きになって寝る人の場合

横向きになって寝る人は、首と肩を同じ高さで保つ固い枕が必要です。

また、睡眠中に背骨と首がまっすぐになるように、脚の間に小さな枕をはさむことも検討しましょう。

仰向けに寝る人の場合

仰向けに寝る人は、低い枕か柔らかい枕を必要とする傾向があります。

固い枕は頭を前傾させ、首や気道に負担をかけてしまうからです。

Rochester Health Centerは、仰向けで眠るときは、背骨がまっすぐになるように、膝の下に枕を置くことをすすめています。

うつ伏せで寝る人の場合

うつ伏せで寝ると、身体に最もストレスがかかる傾向があるので最悪です。

首や背中にかかるストレスを避けるために、低くて平らな枕にするか、枕を使用しないことをおすすめします。

骨盤の下に枕を置くと、首や背中にかかるストレスを和らげることができます。

自分の好みで枕を選んで構いませんが、睡眠時の姿勢に適しているものを選びましょう。私はふわふわの枕が大好きですが、横向きになって寝る習慣があるのでピローキューブが向いていることはわかっています。

ですから、羽根枕を使う喜びは仰向けに寝る人に譲ります。

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Source:CPAP, Sleep Foundation, HHP, Spine-Health, Rochester Health Center
Aisha Jordan – Lifehacker US[原文
訳:春野ユリ

ライフハッカー[日本版]

image via Shutterstock, gettyimages

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