俳優・宮沢氷魚さんインタビュー 「生活のルーティンはあえて変えない。“いつもの自分”を忘れないために」
今回は、8月12日に開催された「ランコム フューチャーサロン」発表会に登壇した、俳優・宮沢氷魚さん。2021年９月に映画『ムーンライト・シャドウ』の公開や2022年NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の出演も控えています。活躍目覚ましい宮沢さんに、その優雅で柔らかな美しさはどこからくるのか、スキンケアやヘルスケア、メンタルケアについて伺いました。
スキンケアを習慣化させるのは「見られている」という意識
透き通るような肌の持ち主である宮沢さん。日頃のスキンケアはどうしているのでしょうか？
「屋外でのロケも多いし、メイクもしっかりするのでスキンケアには気をつけているほうだと思います。朝の洗顔後はもちろん、お風呂上がりは時間との勝負！ 肌が乾燥しないように、顔だけでなく全身の保湿を心がけています」
また、スキンケアは“習慣化”することが大切だとも。
「この仕事の特権だと思っているんですが、日頃からたくさんの人に見ていただいているから『いつでも誰にでも素顔を見せられる状態を保っておかないと』という意識は持っています。いい意味で、自分にプレッシャーをかけているというか。見られているという意識が、スキンケアの習慣化や継続に繋がると思います。自分で言うのは恥ずかしいですが、その結果、肌をいい状態に保てている気がします」
心身のバランスを保つため、食事はなるべく自分で作る
「メカジキも好きで、自分でソテーにしてよく食べます」と宮沢さん。俳優の仕事は長時間の撮影などで体力や気力を要します。体調管理のポイントは何でしょうか？
「なるべく自分で食事を作ります。体は食べたものでできているので、心身のバランスを保つためにも、食事はちゃんとしたいんです。気分的にダウン気味のときは特に、普段より良質なお肉を買ってきて、焼いて食べたりします。そうすると、気持ちも安定するんですよね」
自分へのご褒美は、良質な栄養。さらに、料理をすること自体が、宮沢さんにとって大事な時間だとも話します。
「料理に集中していると、仕事で感じた疲労をいったん忘れることができます。脳が仕事のときとは違うところを使うので、“脳の休息”になっている気がします」
得意料理を聞くと「わりと……なんでも作れます」とパーフェクトな回答が！ そんな宮沢さんが、特に意識して食べているものとは？
「納豆とかキムチとか、発酵食品はよく食べます。単純に味が好きなんです。それに、子どもの頃から『発酵食品を食べなさい』と両親に言われて育ちました。食生活に大豆製品や発酵食品がないと、逆に、違和感を感じてしまう。なくてはならないものですね」
いつもの自分を忘れないために、どんなときもルーティンを継続する
「朝の洗顔後のスキンケアは、自分の肌と向き合う大事な時間です」と宮沢さん。宮沢さんの柔らかな笑顔から、心の健やかさが伝わってきます。心を穏やかに保つ秘訣を伺いました。
「心がダウン気味のときは、普段のルーティンが乱れがちだと思うんです。『自分を元気づけなくちゃ』『変わらなくちゃ』と。でも、僕は普段のルーティンをあえて変えないようにしています。例えば、朝、コーヒーを飲みながらテレビを見ること、朝の洗顔後にしっかりスキンケアすること、掃除機をかけること……。いつもの自分を忘れないために、習慣的にやることは必ず継続します。そうすると、調子が上がってきたときに普段の自分にすぐに戻れるんです」
宮沢さんの美しさや健やかさを育んでいるのは、地に足がついたライフスタイル。
「“生活”をとても大事にしています。いろいろな場所に行って、いろいろな人と会い、いろいろな役を演じるお仕事の中で、素の自分に戻り、リセットをする、大切な時間ですから」
私たちにとっても、穏やかに過ごすためのヒントになるのではないでしょうか。
宮沢氷魚（みやざわ・ひお）
1994年、アメリカ・サンフランシスコ生まれ、東京出身。「MEN’S NON-NO」(集英社)の専属モデルを経て、TBS系ドラマ「コウノドリ」第2シリーズで俳優デビュー。初主演となった映画『his』では、第45回報知映画賞新人賞ほか数々の賞を受賞。現在、2022年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の出演を控えている。
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（※1） 2009年8月～2020年6月までの国内美容液販売数比較に基づく。ランコム調べ。(発売当初からリニューアル前の製品を含む。)
（※2）皮膚常在菌叢（ランコムとしての定義）
写真提供／日本ロレアル株式会社