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ノスタルジックな町で、映画「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込む
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ノスタルジックな町で、映画「千と千尋の神隠し」の世界に迷い込む

2013-05-13 00:03

    映画のロケ地を巡る旅、というのは憧れですが、映画の中に迷い込む旅というのも素敵です。「あのシーンはここ!」なんて、今いる場所と映画のシーンが一致すると、テンションが上がります!


    赤い提灯の連なるノスタルジックな町

    そんな感動をもたらしてくれるのが、台湾北部の街、九份(キュウフン)。長い石畳の階段、それを縁取るように連なる赤い提灯、粋なベンガラ格子の茶芸館(中国茶のカフェのようなところ。工夫茶という方法で店員さんが淹れてくれたお茶を楽しんだり、食事やお酒を飲めるところもある)。昔の日本を思わせる九份の町並みはとてもノスタルジック。

    切り立った山の斜面にある九份は、アップダウンの激しい町ですが、その歴史もまた波瀾万丈。清の時代、九份で金鉱が見つかった時は、町はゴールドラッシュで栄華を極めるも、鉱脈が途絶え、1971年に閉山すると町は一気に寂れてしまいます。その後1989年に、九份を舞台にした映画「非情城市」が公開され大ヒットとなると、九份は再び脚光を浴びるようになりました。それ以降、この独特な町並みに魅せられた人たちが相次いで茶芸館やカフェを開業し、現在に至っているのだそう。


    「千と千尋の神隠し」の舞台は必見

    なかでも有名なのは「非情城市」に出てくる茶芸館「阿妹茶樓」。ここは「千と千尋の神隠し」の映画の中で「湯婆婆の家」のモデルになったところでもあります! 宮崎駿監督はこの茶芸館で「千と千尋の神隠し」の構想を思いついたのだと、現地の人から伺いました。



    石造りの建物は、日本の農家の土蔵の中にいるようで、複雑に入り組んだ建物の中をあちこち歩いていると、自分が「千と千尋の神隠し」の映画の世界に迷い込んでしまったような気分になります。

    九份へは、台北から専用バスで約1時間。旅行情報サイト、台北ナビで現地発着のツアーを利用するのが便利。赤い提灯がともる夕刻に訪ると、都会とは違ったノスタルジックな気分に浸れます。

    台北ナビ

    (松田朝子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/05/029786sentochiro_kyufun.html
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