私たちにとって欠かせない存在である「水」の汚染の要因のひとつがファッションであることは驚くべき悲しい事実。 アメリカ最大手「GAP」の決断

そんな「水」を「美しい水」に「デトックス」していこうと活動しているのが「Zero Discharge of Hazardous Chemicals Program(ZDHC)」グループです。H&MやNIKE、ユニクロなど16社の大手ファッションブランドが加盟するZDHCは、環境保護団体「GREEN PEACE」が2011年に立ち上げた「DETOXキャンペーン」の一環で、2020年までに製作工程において使用される全ての危険物質の除去を目指しています。そして、以前GREEN PEACEから「化学物質を使用しているために環境への配慮が足りない」と指摘されていたアメリカ最大手の「GAP」がZDHCに参加する大きな決断をしました。

けわしい「危険物質ゼロ」への道


H&Mは、2013年1月に洋服の製作工程で使っていた化学物質の使用を中止しました。このアクションに対して、GREEN PEACEは「"DETOX"キャンペーン」の目標に一歩近づいたことを讃えつつも、なかなか結果が見えてこないZDHCの活動に対して「約束ばかりで実績がともなっていない!」と厳しく批判。今回のGAPの決断は、環境保護という結果を出すのがなかなか難しいという現実があるなか、改めてZDHCの環境を守ることへの熱意があることが伝わってきます。

2020年といえば東京でオリンピックが開催される年。遠いようで近い7年後、ZDHCの活動が実を結ぶ事を願わずにはいられません。


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(石井真代)

RSS情報:http://www.mylohas.net/2013/09/033014gap_greenpeace.html