こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。これまで3000人以上の恋愛・結婚にまつわる相談を解決してきました。その中で、よく寄せられる悩みを例にあげ、「なぜか普通の幸せが手に入らないの......」と悩む女性たちに向け、その対処法を紹介していきます。
今回は、「いつも自分の好きなタイプの男性からは好意をもってもらえない......」というご相談にお答えしていきたいと思います。
タイプの男性から好かれない本当の理由好きなタイプの男性から好かれない......という人も、実際には、自分の価値とつりあう人と引き合うようになっています。ここでいう「自分の価値」とは、「実際の自分の価値」ではなく、「自分がどれだけ自己価値を感じているか?」によって決まっているという意味です。
例えば、どんなに外見を綺麗に整えていたとしても、人の顔色をうかがってばかりで自分を犠牲にさせていれば、「私はしょせん、こうやって人の顔色をうかがう人間なんだ」という思いが無意識的に生まれますので、その低い自己価値にふさわしい人や、その部分で引き合ってしまいます。
また、心の中で誰かを憎んでいたり、嫉妬していれば、「私は誰かを憎んだり、嫉妬するような人間だ」という罪悪感が無意識に生まれ、こうしたネガティブな自分の価値にふさわしい人と引き合ってしまいます。結果的に、本当に願っている理想のタイプの男性と引き合わないことをしてしまうんですね。
このように、「社会的な価値があるかどうか」「外側から見て、どんなふうに見えるかどうか」などではなく、心の中で自分自身が自分のことをどう思っているか? によって、引き合う縁は決まってしまいます。
自分の価値を認めるこうしたときに大切なポイントは、「他者の目線や、社会の基準ではなく、自分で自分の価値を認められる自分になる」ということです。それは例えば、今まで卑屈に受けいれていたことを、一度自分のために断ってみることかもしれません。あるいは、人を憎むことをやめて、「憎しみよりも、人を愛する生き方をしよう」と決めることかもしれません。
自分の価値を認める方法は、それぞれ異なりますが、共通することは、「あなた自身で『私は私を評価できない』と思っていることを一度意識し、手放し、変えてみる」ということです。それだけで、自分を認められるようになり、どんどん自己価値は変わっていくんですね。
そしてもう一つ大切なことは、あくまであなたが納得するところを実行してみる、ということです。他者の倫理観や「こうすべき」という話を聞いて言うことを聞いたとしても、あなたの心が納得していなければ、「人のいいなりになっている」と思ってしまい、また自己価値を下げてしまいます。
ですので、「他者はどうであれ、私は私のために、自分を納得させる」という心の持ち方が大切なのです。
人生の見え方が変わってくるこうして自分が納得できる自分になると、今までよりも自信を持つことができたり、他者の意見に左右されなくなったり、どんどん堂々としたあなたになることができます。
そして、自分が本当の気持ちに一致すると、今まで見えなかったことも見えてきます。例えば、もっと自分が美しかったことに気づいたり、もっと人が優しかったことに気づいたり、あるいは、外側の条件ではなく、自分が本当に大切にしてこだわっていることに気づき、価値観ががらりと変わることもあります。
このように自分が納得した自分になれたとき、その自分に釣り合った縁がはじまっていくのです。
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(斎藤芳乃)