妊娠したら必ず気になってしまうものに、妊娠線があります。胎児の成長はうれしいけれど、それとともにお腹もおおきくなり、やがておへその下から赤紫色の線が現れてきてしまいます。これには個人差があり、全くできないという人もいれば、早い人では4カ月頃からできるようです。また、お腹のほかにも、おしりや太ももにできる人もおり、個人差もあります。

この、お腹にできる「妊娠線」については、妊娠期のホルモンの影響で色素沈着しやすいためだという説明や、急激に皮膚が引っ張られることで亀裂が生じるためだという説明があります。

今回は、フランスの女性サイト「Femme Actuelle」による説明を紹介します。

皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層からなっており、肌のハリや弾力は、真皮層のコラーゲンによって支えられています。それが、妊娠期にはコチゾールというホルモンが分泌され、コラーゲンの生成を減少させてしまいます。この結果、肌に割れ目が入ったり、ストレッチマーク(妊娠線)が出てきてしまうのです。

では、どのようにすれば極力妊娠線を避けることができるのでしょうか。

治療よりもまずは予防

妊娠線は、一度できてしまうと時とともに徐々に目立たなくなっていくものの、完全に消すことが難しくなります。ただ、事前に予防をすることで、それを軽減したり小さくしたりすることは可能です。

妊娠線が表れそうな部位には、日頃からオイルやクリーム、乳液などで保湿するように心がける。また、クリームなどがきちんと肌に受け入れられるように、週に1度はカラダ専用のゴマージュを使い、肌から不要な角質を取り除くようにします。

ただし、クリームやオイルなどは、妊娠中でも可能なもののみを使うよう、購入する前に確認をすることが大切です。

それでも妊娠線が現れたら?

こうして努力していたにも関わらず、妊娠線が現れてしまうことがあります。それでも、あきらめずに次の対応をします。

妊娠線の部分に気を配りながら、クリームをつける回数を1日2回にします。また、クリームも、妊娠線専用のクリームを選びます。特に、アルガンやスイート アーモンド、シアバターなどをベースにしたものにします。また、クリームは、ゆっくりと円を描くようにしながらつけていきます

妊娠線は、出産後もケアを続ける必要がありますが、もしも気になる場合は専門医に相談するという手段もあります。とはいえ、出産後は乳児の世話に一生懸命になるので、あまり気にしている余裕がなくなる人も多いかもしれません。

Femme Actuelle

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