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自分に好意を持ってくれる人を好きになれない。その裏にある深い問題
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自分に好意を持ってくれる人を好きになれない。その裏にある深い問題

2014-05-02 23:30

    こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。

    これまで3000人以上の恋愛・結婚にまつわる相談を解決してきました。その中で、よく寄せられる悩みを例にあげ、「なぜか普通の幸せが手に入らないの......」と悩む女性たちに向け、その対処法を紹介していきます。

    ● 自分に好意を寄せてくれる人を好きになれない

    今回は、「自分のことを好きになってくれる男性はいるのですが、その相手のことが好きになれません......」というご相談です。

    これは、一般的に「モテる」と思われる状況ですので、友人に相談をしても「贅沢なことを言って。」と諌められたりして、悩みを抱えること自体がタブー視されるのもしばしばです。しかし、こういった悩みには他人では分からない問題が隠されています。

    ●その裏に隠された本当の問題

    「好きになってくれる人のことは好きになれない」という問題の裏には、「偽りの自己」という深層心理が隠されています。「偽りの自己」とは、文字どおり、「自分を偽りながら生きている」ということです。

    ここでの偽りとは、積極的に嘘をついて生きているということではなく、例えば

    ・普段、自分を押し殺して(本当の自分が苦しんでいることを偽って)他者に合わせている

    ・普段、自分がやりたいことよりも、(本当の自分の気持ちを無視して)他人のことを優先している

    といった「自尊心の欠如」のことです。

    ●自分の「偽りの姿」が愛されてしまう

    人は周りの誰かと接するとき、「相手が見せている姿」を、「その人だ」と認識します。
    もしも、自分を押し殺して人に合わせていたり、無理をして自己犠牲をしていたとしても、つらさを訴えることがなければ、「それがその人の等身大の姿なんだ」と錯覚されてしまいます。

    自分を好きになってくれた人を好きになれないというパターンでは、上記のように、普段から自分を偽って見せてしまっているときに起きやすくなります。相手が「本当の自分の姿」ではなく、「偽って見せている自分の姿」を好きになっているという可能性があるのです。

    こうして異性が、無理をしている、等身大ではないあなたの姿に惹かれ、アプローチしてくることがあります。そのため、本来であれば恋愛によって得られる安心感や、分かってもらえているという居心地のよさ、お互いにお互いを理解し合えているという深い愛情を感じることができません。

    だからこそ、愛を告白されても、交際をしていても、違和感を感じたまま、「なぜか相手を愛せない=心を開くことができない」ということが起きてしまうのです。

    ●「自分」に嘘をつかない

    こうしたケースを変えていくためには、まずは「自分に嘘をつかない」ということからリハビリしてみましょう。

    「あの人は苦手」というマイナスの気持ちや、「今は苦しい」というネガティブな感情であったとしても、まずは自分自身がそれを正直に感じてあげる。そして、自分がやりたいや好きなことに敏感になり、それを無視せずに実行するようにします。

    こうして「偽りの自分」をやめて、「ありのままの自分」になっていくことができれば、やがて「本当のあなた自身」を表現できるようになります。その「本当のあなた」を見て、理解し、共感してくれる男性が現れるのです。

    真実の愛を手に入れるためには、まず、自分自身と向き合うことから......。どんなあなたであったとしても、あなたはこの世界にたった一人しかいない、かけがえのない存在です。

    あなたが感じていること、本心を尊重してあげながら、そんなあなたにピッタリの人との人生を過ごしてくださいね。

    poppy image via Shutterstock

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/05/037864nayami.html
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