閉じる
閉じる
×
結婚式のときによく聞くスピーチとして、「結婚前は両目を開いてしっかり相手を見定め、結婚したら片目をつむり、相手を見すぎないようにするのが夫婦円満のコツ」というのがあります。でもそれ以上に円満でいられそうなコツを見つけました。それは、「ふたりそろって同じ方向を見る」こと。
愛する人の目に映る世界とは
宇宙物理学者・佐治晴夫さんの著書『THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!』によると、どんなに見つめ合っても、そこに見えるのは相手の過去の姿なのだとか。見えた光が目に入るまでにわかずかながらも時間が経つため、「今の彼の姿」を見ることは不可能なのだそうです。
「相手を見すぎないようにするのが夫婦円満のコツ」と言われるように、相手をずっと見つめていても、今の彼が見えていないどころか、いずれいい面だけでなく悪い面も見えることになるのかもしれません。
それならばいっそ......。ということで、本のなかではこう提案しています。
ふたりそろって同じ方向をみつめれば、たとえ目に入ってくる光は過去のものであっても、ふたりが同時にそれを感じて、同じ場所を目指すことができるのです。
(『THE ANSWERS すべての答えは宇宙にある!』P165より引用)
「今」という時間は、不確かではあっても確実にあるものです。その今という時間をともにしたいと思えば、これが一番なのかもしれません。
「彼を見つめ続けたい」という気持ちもよぎるけれど、たしかに「愛する人の目に映る世界とは、いったいどんな世界なのだろう」とも思います。
「結婚前は両目を開いてしっかり相手を見定め、結婚後はふたりそろって同じ方向を見る」。結婚式の新たなスピーチネタになりそうな、ロマンチックなお話です。
bride-and-bridegroom via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/01/043499the_answers.html